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コラム

構造解説書より学ぶ「構造設計という職能」

2018年5月10日

コラムカテゴリ:住宅・建物

建築における構造技術とは何か?
このような問いに対して容易に答えることはできませんが、少なくとも「建築物が成立し、実体として存在するために最低限必要ものは『構造』である」ことは確かです。
構造設計とは「何を建てるか」というより、「如何に建てるか」を設計するものであって、現代の工匠(職人)の能力を如何に如実に反映するべきもの、ということです。
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しかし、実際の建築物は個々に異なり、機械製品のように在庫がきかないし、注文者の要求も異なります。
これに応える構造技術は、決まり切った手続きや手順で処理し得るものではなく、その物性ごとに千差万別です。
そこには、構造技術者は工事現場での絶え間ない自己研鑽が要求され、力学の理論と経験のバランスよい構造感覚が不可欠です。
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当社社員は、デザイン設計は勿論ですが構造のプロを目指しています。
詳しくはホームページ「あがの家・創生プロジェクト」をご覧ください。

この記事を書いたプロ

武石明

木のことを知り尽くした木造住宅設計のプロ

武石明(株式会社研創)

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