マイベストプロ長崎
松尾肇浩

子どもの主体性を育むため、気持ちに歩み寄る保育のプロ

松尾肇浩(まつおもとひろ) / 保育施設の運営

社会福祉法人 正道会

コラム

教育の意味 ~問題解決能力~

2023年5月17日

テーマ:#乳児保育 #幼児教育

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

遊び、また教育を考えていくと、最終的にはこんなことを考えてしまいます。

何で勉強しないといけないの?


この問いは非常に難しいですね。

ただ乳幼児期の学び、つまり遊びの段階においては、「なぜ?」という問いは起こりにくいと思います。 それは遊びは主体的な活動であり、自発的なものであるからです。

では勉強となると、どうしても教授法(教えてもらう方法)であったり、自分のペースで進めなかったり・・・

つまりそのような受動的な学習の姿勢が、「なぜ?」という疑問をもたせるのだと考えます。

そこで私は、学習や勉強をこう捉えています。
生きていく上で直面する様々な課題を、解決する術を持つために
教育、学習がある!

いい点を取るとか、成績で上げるとか、いい学校に進学するとかではなく、生きていく上での「問題解決能力を育むんだ」ということです。

では遊びの中で、始めることができる教育は・・・

〇好きな遊びの邪魔をしない
⇒自分で選んで夢中で遊んでいる時こそ、集中力や想像力が育まれている状態です。あまり声をかけすぎず、じっくり見守りましょう。声掛けが必要な時は、こどもからの「質問」の時だけです。
〇子どものやりたいと尊重する
⇒1つの遊びをしていても、どこかで飽きてきます。その時は、その遊びでの学びや気づきが一段落ついた時です。また別の遊びを見つけて、やりだしたら、出来る限りでいいです。選んだ遊びができるように整えていきましょう。
〇できる限り、一人での遊びに加え、様々な年齢のお友達との関わりを持ちましょう。
⇒一人での遊びも大切ですが、一人で気づき、学んでいくことには限界があります。そんな時は、地域の公園や交流センターなどに出向き、いろんな子どもたちと関わりを持ちましょう。
そうすることで、いろんな遊びへの理解の幅が広がり、いい意味で様々な課題にぶつかります。
壁にぶつかりながら、子どもたちは成長していくんです。それこそ問題解決能力が最大限に育まれます。

少し要約すると、教育の原点は、

遊びから育まれる好奇心、探求心である

と言えますよね。

遊び込みましょう、そうすることで子どもたちが受ける初等教育のベースはちゃんとできますので!

この記事を書いたプロ

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