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コラム

家を買おうかな、と思ったら④返済プランによって組むべきローンは変わる

2017年7月6日

テーマ:不動産/住宅ローン

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 退職 手続き退職金制度 導入

引き続き、今回もローンの新規借り入れについてです。
ここで折り返しです!(長くてすみません)
お急ぎの方は問い合わせからご相談いただければと存じます。
(初回45分は無料相談です。無料だけでも遠慮なくご利用ください)


6つの注意点の今日は4つ目です。
①『買い時だから』は危険!
②今の家賃+住宅のための貯蓄=毎月の返済可能額ではない!?
③『今返せる額』ではなく『返済完了まで問題ない額』を
④返済プランによって組むべきローンは変わる   ←今回はこちら
⑤金融機関のおススメが一番良いローンではない
⑥団信特約加入の是非・保険の見直しは必須





④返済プランによって組むべきローンは変わる


返済シュミレーションをする時、自分にとって一番良い返済方法が良いと思うのは当然です。
今回はその「自分にとって一番良い返済方法」についてです。

ローンを借りる時、決める必要があるのは
 借り入れ金額
 返済金額
 返済期間
 金利タイプ
 金融機関
 名義を誰にするか
 保障をどうするか
ざっとあげるだけでもこれだけあります。

では、どうするのが一番良いか知っているのは誰でしょうか?
不動産業者?金融機関?工務店?ファイナンシャルプランナー?

正解は、借りる方ご自身です。



先ずはライフプランから


何故専門家より借りる方が知っているかというと前回までと同じく
ライフプランが一番関係しています。

これからどういう家族構成で
どういう生活を送っていくのか、
収入や支出はどう推移するのか、
住み替えなどの予定はないか、
こういった今後の予定が分からないと最適なローンの組み方は分かりません。

そういった情報があって初めて考えることができます。
逆に言うと、そういったことをヒアリングせずに借り入れの提案をされた際は
自分に合っている訳ではなく
金融機関や不動産会社の売りたいが為の提案と思ってください。


具体的にはどういう違いが出る?


例としていくつかご案内します。

・頭金や返済額の目安
 →借入額は少ない方が勿論良いですがお子さんの教育資金など住宅以外で
  大きな支出が見込まれる場合は注意が必要です。
  また、物件価格に対してローンの借入額の割合で金利が変わるローンもあります。

・年齢が若い・親子リレーなど長くゆっくり返済する
 →長期間にわたっての返済であれば今は全期間固定金利がお勧めです

・積極的に繰り上げ返済/退職金などで10~15年
 →短期間である程度の返済を見込まれる方は
  変動金利や3年・5年・10年固定など現在の金利が低いプランで良いでしょう

・名義やローンを夫婦2人で借りる
 →共働きの場合に検討されますがずっとお二人とも働けるでしょうか。
  妊娠・出産などで一旦お休みする可能性はありませんか?





いかがでしたか?
プロだから、と金融機関や不動産の担当者に任せると自分にとって一番
にはならないことも。

借り換えも出来ますが当初から最適の方が良いですよね。
しっかりご自身の現状とこれからを見据えた返済プランを作ってください。

この記事を書いたプロ

清水斐

明確なプラン作成と無理のない提案でお金の不安を解消するFP

清水斐(FP事務所f-design)

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