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実益のない議論をする弁護士

2010-10-01

私は実務家なので、実益のない議論はしない。実益のない議論をして悦にいっている弁護士も多いし、それによって自分が「理論家」であり、何か「偉い弁護士」のように思っている人もいるが、実務家集団の中におい...

刑事責任能力

2010-09-30

心神喪失とか心身耗弱状態であったということで、刑事責任が減刑されたり、無罪となることがある。被害者からすれば、被告人側の事情によって刑が軽減されたり無罪となることは全くもって納得いかないということ...

真面目にやる人

2010-09-29

弁護士稼業をある程度やっていて思うのは、まじめにやる人ほど短期的には損をするということである。弁護士会の一円にもならない仕事もまじめにやっていると、また次々と「あの人ならやれる」ということで仕事が...

4月の頭に居た人たちはいずこに

2010-09-28

4月の初め頃には駅や町中に学生や新入社員らしき人があふれかえり、駅の自転車置き場も混んでいるし電車も混んでいるのであるが、5月の連休明けには人がだいたい元の多さになっている。常々不思議に思っているこ...

裁判所よりの修習生

2010-09-27

裁判修習をしている時間の方が長いせいか、研修所でも要件事実とか事実認定の講義をしている時間が長いせいか、修習生はだいたい裁判所寄りで、裁判官的発想をする者が多いように思われる。訴訟の行く末を考える...

法律実務家に必要とされる賢さ

2010-09-24

弁護士をはじめとして法律実務家の世界では高学歴は当たり前であり、出身大学がどうであるとかいうのはほとんど問題にされない。今後、多数の合格者が出てくれば就職の際には出身大学である程度の選抜がされると...

移送の申立(遠隔地で裁判が出されたら)

2010-09-23

民事訴訟には移送の申立という制度があり、遠隔地で裁判が出された場合に、証拠調べなどの必要がある事件(中身に争いがある事件)では、他に裁判の管轄がある裁判所に事件を送るように申立が出来るのである。こ...

パチスロ攻略法詐欺

2010-09-22

詐欺には何パターンかその手法がある。随分前に古今東西の詐欺の類型を集めたという本を買ってきたが、未だに読めていないが、実際に事件をしている中でそのように感じる。 その一つの類型として、「騙されて...

一つの嘘から・・・

2010-09-21

依頼事件について、遅々として進まない時がある。難しい事件だったり、資料の収集に時間が必要であったり理由はいろいろである。もちろん弁護士自身がずぼらな時もある。依頼事件についてその処理を遅延していて...

星との距離

2010-09-20

冬の夜空は夏に比べて空気が澄んでいるので、星が見えやすい。最近はしていないが、前は庭で葉巻を吸いながらオリオン座やカシオペア座、北斗七星などを探して眺めていたものである。今も仕事から帰る自転車で星...

ややこしい相手方が相手の事件

2010-09-17

暴力団やエセ同和、ヤミ金融などその他のややこしい相手が事件の相手方の場合、ある程度ベテランの弁護士でも腰が引けて引き受けなかったりする。ヤミ金から怒鳴られたりするのがいやで、多忙などを理由に引き受...

弁護士は現場に行け

2010-09-16

勤務弁護士時代に、ボスから教わった数少ない言葉の1つである。ボスはあまりああしろこうしろと言わない人であるので、あまりこうしたことを言わないのであるが、弁護士になった当初に「中君。写真とかだけで見...

気軽に身柄拘束をする日本の裁判所

2010-09-15

日本の刑事司法は、身柄拘束を気軽にしすぎのように思う。軽微な犯罪で、身元がはっきりしている人でも、裁判官は、検察官から勾留請求があれば、「罪証隠滅のおそれ」(要するに証拠を隠すやろってことだ)があ...

離婚と養育費

2010-09-14

離婚に伴い、養育費が決定されたり、判決で養育費の支払いが命じられることがある。私の感触では、この養育費が支払われ続ける可能性はかなり低いのではないかと思う。 時が経過して、(多くは)男性側も新...

情報を小出しにする依頼者

2010-09-13

依頼事件について、事件が進んで証人尋問をしている最中に相手方の尋問や裁判官からの質問に打ち合わせと違うことを平気で話しをし出す依頼者がいる。また、打ち合わせをしていると、「本当のこと話した方がいい...

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