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倉本和幸

空調設備に情熱を注ぐプロ

倉本和幸(くらもとかずゆき) / 一級管工事施工管理技士

株式会社京都設備

コラム

【せ】~エアコンの設置場所問題の句

2012年1月14日

テーマ:空調かるた

コラムカテゴリ:ビジネス

~せっち場所 間違ってる家 多いです~

長年、いろんなエアコンの設置パターンを見てきましたが、
「この設置場所はちょっと間違ってるのでは…」
と思うエアコンがたまにあります。
工事業者の設置しやすい場所が、ベストな場所とは限りません!

そこで取り上げたいのが、壁掛型ルームエアコン。
家具のすぐ真上に室内機が設置されているところは要注意ですよ。

室内機と家具の間にスペースがほとんどない場合、
さまざまな問題がでてくる可能性があります。

例えば、エアコンの効き具合。
エアコンが室内温度をキャッチするセンサーは、
室内機本体に組み込まれているため、
吹き出される冷風や温風が室内に行き渡ることなく、
家具の天板に直接当たって室内機に逆戻り。
その温度をセンサーがキャッチしてしまい、
室内温度が設定に達したと判断し運転が止まってしまいます。
これでは冷暖房の意味がありません。

また、室内機からの水漏れ。
冷房時の話にはなりますが、
上記の運転状況から室内機内部がかなり冷えてしまい、熱交換器に霜や氷が付着。
それがとけると規定量以上の排水となり、室内機からの水漏れにつながります。

とにかく、エアコンからの風の流れを妨げないこと!
設置場所の問題にエアコンの移設で対応するのは大変ですから、
まわりのものを動かすなど工夫してみてくださいね。

おこしやす!㈱京都設備のHPへ

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