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コラム

財産を守る対策は大丈夫?

2013年1月30日

コラムカテゴリ:法律関連

 最近、高齢者の財産を親族間で奪い合う事件が増えているようです。
 
 従前は、相続のときにもめていたのが、その前倒しで生前に認知症になりかけたりなどに周りから働きかけてくるようです。例えば、本人と一緒に銀行に行き、口座から現金を下ろしてそれをとってしまうとか、遺言書を書かせたりとか、ひどい例だと養子縁組をさせる場合もあります。 
 きちんと病院で認知症であるとの診断がなされる前にそういったことがなされたら、あとで判断能力がなかったということをいってもそれを証明するものがなく、争うことが難しくなります。

 基本的には財産をもっている方が、元気なうちに財産を誰にどのように管理していくのか、相続はどのようにしたいのか方針を決めて、それなりの手続をしておくことが大事になってきます。場合によっては、自分の財産を全部とられ、誰も支援する者がいなくなり、自身の生活すらできなくなる可能性もあります。遺言などでもそうですが、本人は周りはもめないと信じていてもどうなるか分からないものです。

 まだ自分は考えなくても良いと思っている人こそ、一回考えてみてはどうですか?

この記事を書いたプロ

田中裕司

借金・倒産問題、交通事故問題最終解決のプロ

田中裕司(弁護士法人 田中ひろし法律事務所)

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