ボディメイクしたい人必見！コンディショニングの専門家が教える姿勢の真実

今年もよろしくお願いいします

今年の目標は決まりましたか？
もしまだという方がいらっしゃいましたら、「姿勢改善」を目標にすることをお勧めします。
私たちが生きていくうえで姿勢はすべてに優先すると言っても過言ではありません。
姿勢は睡眠の質、食事、仕事や勉強の集中力、運動時のパフォーマンスをはじめあらゆる場面で大切になります。
ただ、「良い姿勢」はかなり誤解されているのも事実です。そこで今回のコラムでは姿勢にこだわるトレーナーが姿勢の真実をお伝えします。

良い姿勢とは

良い姿勢の目安はいろいろありますが一番メジャーな目安は、体を横から見て時に耳の穴、肩(肩峰)、大転子(大腿骨上部)、ひざ、くるぶしの五つのポイントが一直線上にならぶというものです。

写真のようなイメージです。

姿勢を意識しても良い姿勢にはなれない？

良い姿勢の目安が分かったところで安心してはいけません。ここに大きな落とし穴があります。
パーソナルトレーニングやセミナー、講演などで姿勢の話をするとほとんどの方がこの落とし穴に落ちていました。
例えば、猫背になって耳の穴や肩が前方にズレている方は頑張って本来のポジションに修正しようとします。
気持ちは分かります。
しかし、その姿勢いつまで続きますか？
1週間？　
あり得ないと思いませんか、では1日？
これも無理ですよね、では1時間はどうでしょうか？
う～ん、難しいでしょう。もしできるかもしれないという方、試しに1時間テレビでも観ながら過ごしてみてください。
確実に元の姿勢に戻っている気がしませんか？

おそらく頑張っても数分が限界だと思います。
常に姿勢のことだけ考え、他のことを一切やらずにいたとしても数分も経てば疲れてその姿勢を維持するのは難しくなります。

良い姿勢は疲れる？

もう一つ、頑張って良い姿勢を維持していると疲れませんか？
腰がはってきたり首肩が疲れたり・・・
そもそも「良い姿勢」は疲れるものなのでしょうか？
答えは「ノー」です。疲れるのは何かが間違っているからで、正しい姿勢だからではありません。

本当の良い姿勢は〇〇〇

このコラムのはじめに良い姿勢には目安があると書きましたが、その目安を誤解している方が本当に多いと感じています。上にあげた良い姿勢というのは、あくまでもの結果に過ぎません。
その人にとって良い姿勢になった結果、5つのポイントが一直線上に並びます。
「良い姿勢い＝5つのポイントが一直線上に並ぶ」ではありません。
骨格が整っていれば自然とそのような姿勢になります。頑張って5つのポイントを揃えることとは違います。
骨格が整っていると、どこかの筋肉が無駄に緊張する必要もなくリラックスしています。
この状態を「自然体」と呼んでいます。これが良い姿勢の正体です。
想像してみてください。
所作が美しい人に力みがあるでしょうか？立ち姿で不自然さがありますか？

いかがでしょうか、ご自身の姿勢が気になる方、まずはリラックスしてご自身の体を感じてみませんか？
はじめは難しく感じるかもしれませんが、自分の体の状態を認識できることが姿勢をよくする第一歩です。