天草市で講演

去る10月13日、一般社団法人天草地域総合研究所さん(天草市古川町)で「社員の幸福量を高める健康経営」というタイトルで講演させて頂きました。

世界で最も幸せな島・天草を作る

天草地域総合研究所さんは、「世界で最も幸せな島・天草を作る」をテーマに空き家問題(管理、活用など)や地域活性(移住体験、定住促進など)に取組んでいらっしゃいます。
『天草地域総研のビジョンは、「世界で最も幸せな島・天草を創る」です。
総研のロゴは、円い地球に天草から幸せの波紋を広げるというメッセージが込められています。
2021年7月1日、一般社団法人として産声を上げた天草地域総合研究所は、これから20年の歳月をかけて、世界中のモデルとなる幸せな島を実現していきます。
みなさんと一緒に力を合わせて進んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。』(一般社団法人天草地域総合研究所のホームページより)というコンセプトで理事長の山口誠治さんはじめ
多くの方が日々活動していらっしゃいます。
※一般社団法人天草地域総合研究所さんのホームページはコチラ
　http://ama-chiki-souken.or.jp/%e4%bc%9a%e7%a4%be%e6%a6%82%e8%a6%81/




余談ですが、天草地域総合研究所さんが利用されている建物は昭和2年に建てられた築96年の元産婦人科の病院だったそうです。室内はレトロモダンな雰囲気、階段の手すりなどの装飾は非常に手が込んでいました。こちらの建物も後世に残すためにあえて使い続けているそうです。

地域活性と健康経営の関係

なぜそのような団体で健康経営の講演をすることになったのかというと、天草地域への移住・定住するためにはその地域に仕事があることは不可欠です。コロナ禍で増加した地方への移住は、「リモートワークになり出社しなくていいなら物価が安い地方に住む」といった方がほとんどではないかと思われます。
その方々は会社に出社するようになると通勤に便利なところへ移動します。つまり移住した先に根をおろし地域とのつながりの中で生活するわけではありません。
また近年、就職活動している学生が就職先に求める項目として上位に挙がってくる「仕事の甲斐」や「従業員を大切にする」、「福利厚生がしっかりしている」といった項目は健康経営に取り組むことで達成でき、地方の中小企業の人材確保策として重要性が増しているからです。

講演内容

【今回の講演の内容】
・健康経営とは
・健康経営銘柄と健康経営優良法人認定制度
・2023年健康経営優良法人認定の状況
・健康経営のメリット
・健康経営アドバイザーと健康経営エキスパートアドバイザーの役割
・アブセンティーズムとプレゼンティーズム
・良い姿勢とは
・姿勢を整える




まずは健康経営の説明、天草地域総合研究所さんの取組と健康経営の関連、企業経営の課題である「見えない損失」について、見えない損失を減らすためのコンディショニングという流れで講演しました。
参加者の皆さんは「健康経営」という言葉を初めて耳にする方ばかりで、前半は真剣に話を聴いて頂きました。
後半は正しい姿勢作り、実験を交えながら良い姿勢と崩れた姿勢を皆さん一緒に体感して頂きました。はじめは半信半疑だった皆さんも実験を通して体の変化を体感するとどんどん積極的になり、質問もたくさん頂きました。
ご参加の方からは、「健康経営は企業だけではなく、地域のコミュニティでも活用できるのでないか」といった感想も頂きました。