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長島武

証券マン歴38年の独立系FP、CFP資格も持つ資産運用のプロ

長島武(ながしまたけし) / ファイナンシャル・プランナー

長島FP事務所

コラム

TSMC くまもと未来ファンド 九州FG

2024年3月24日

テーマ:投資

コラムカテゴリ:お金・保険

7180と1631ETFの比較
マイナス金利解除後、業種別騰落率で第一位が銀行株でした。当座預金の付利金利が0.1%つき、サヤがとれると買いが入ったのですね。不思議なもので金利が上がると、「さやが抜ける」という理由で銀行株買い。別の時には、金利が上がると「保有債券の評価損は増える」という理由で銀行株売られてきましたね。又、米国でも金利が上がり、保有債券単価が下がったり、あるいは、北米不動産に多く投資していた銀行株は、商業用不動産価格が下がり、予定していた配当を引き下げたり、日本の株式も急落した銀行株もありましたね。上のチァートは、7180九州フィナンシャルグループと1631TOPIXの銀行株ETFの比較です。やはり、数年前は、銀行ETFより動きが同じか悪かったと思いますが、今は銀行ETFよりも動きがいいですね。
会社四季報2024年春号では、前号並みの「好調」と紹介されています。TSMC・・熊本県内での第二工場誘致確定で不動産や設備など関連融資の特需が続く公算大
銀行株の評価自体がマイナスの理由を付けられるときは、同じように下落しますが、プラスに働くときは、市場の平均以上にプラスになる銘柄だとおもいますね。「特需」ですよ。この銘柄を見逃す手はないように思えますね。
 Newsweekの3月19日・26日号でTSMCの特集が組まれていました。
TSMCは今、中国と米国と日本の3ヶ所で大型工場建設中ですが、熊本の工場は、他と違うと。アップルの売上がTSMCの営業収入の26%を占めていて、TSMCの一番の顧客です。熊本工場で生産するのは、ソニーやデンソー向けのCMOSイメージセンサーや車用チップで全量が、特定の顧客に供給されることが決まっているといいます。アップルのスマートフォンやタブレットには相当数のCMOSイメージセンサーが使われており、世界最大のCMOSイメージセンサーのサプライヤーがソニーでアップルにCMOSイメージセンサーを供給しているんですね。それで他の地区にはない、顧客と共同出資という形でJASMには、TSMCとソニー・デンソーが入っているんですね。連想ゲームでTSMCでメリットを受ける企業は、熊本の企業はもちろんですが、ソニー、デンソーなど取引先など、アップルもありますね。個別銘柄で対応できにくと思えば、投資信託がありますね。やはり、くまもと未来ファンド(くまもと復興ファンド)魅力ありますね。サラリーマンの方は、生活費の6ヶ月、自営業の方は1年は、いつでも引き出せるお金(病気など非常時に備え)が、必要ですね。
中期的な資金は、投信ならくまもと未来ファンドやはり、魅力ですね。
くまもと未来ファンド
3月22日 12564円
1月4日  11997円
            1年     3年     5年
トータルリターン    6.76%   1.81%   4.75%
標準偏差        5.95%   6.67%   8.35%
シャープレシオ     1.14    0.27    0.57
信託報酬は1.09%ありますが、TSMC関連に期待するのであれば、分散して入れるというのも一つの方法だと思いますね。
来週も「特需」が四季報春号で書かれている熊本銘柄を見ていきます。

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