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小山真梨

子どもの自尊心が輝き出す音楽教育のプロ

小山真梨(こやままり) / 音楽家

小山真梨音楽教室

コラム

発達障害児さんへお世話、周りの子ども達が義務的に感じる環境になっていませんか?

2019年12月27日

テーマ:発達障害児指導者養成講座

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: 発達障害 支援リトミックピアノレッスン

発達障害児指導法講座のレポから少しお話しが離れます。

先日、お教室ではクリスマス会が開催されました。

私のお教室では、
1歳の小さなお友達も発達障害のあるお友達も、障害のあるお友達も、
みんなが同じように参加します。

私1人では手が回らないので、
小学生の生徒さんに、
沢山お手伝いをしてもらっています。

お手伝いのお願いをする際、
生徒さんにお願いしていることがあります。

「我慢をしてまでのお世話はしてはいけないよ。」
です。

まず、自分のことを良い意味で大切に。

そして、心のゆとりがある範囲で
何か出来ることをお願いしています。

どんなに小さいお友達でも、
発達障害のあるお友達でも、
もし、自分の嫌がることをしてきた場合は、
嫌な気分になったことをきちんと伝える。

それでも改善されなければ、
そこは直ぐに先生に言ってもらう。

これは、お互いの成長のためにとっても
重要な事だからと私が考えているからみんなにお願いしています。

小さなお友達だから、
叩いたり、物を投げつけたり、
噛み付いて良いのでは無いし、

叩いたり、物を投げつけたり、
噛みつくのには、
何か伝えたい事があるからなんだけど、

伝わらないからってそういう行為を
することはダメだよ。

気付いてあげられてなくてごめんね。

としっかり向き合ってあげる事が大切だと思っています。
それと、そのお仕事は大人の仕事だからみんなが無理にしなくて良いとも。

あ、1歳頃に、
なんでも床にポイポイ落として、
「拾えー!」と催促してくる、
観察期の行動の捨てる行動は、
危険じゃなければ放置してますよ(笑)

そういう私の関わり方を、
小学生の生徒さん達はスッと受け入れてくれていて、
「自分たちでどうしようも無い事はきちんと先生が来てくれる。」
という安心感があるからか、
本当に、みんなが自分たちの判断で、
自分の心にも向き合いながら、
無理なくお世話してくれ、
最後は楽しかったー!と帰っていきます。

安心感の元、お世話してくれているので、
ノビノビと力を発揮して、
今年もかなりしっかりお世話してくれました。

2歳の頃から通ってきてくれてる子、
幼稚園の頃から通ってきてくれている子、
みんなの素晴らしい成長をクリスマス会では見る事ができるので、
私も毎年楽しませてもらっています♪

とても残念なのですが、
教育の現場では、
支援が必要な子への支援が、
一部の生徒さんたちに対して義務のように感じる対応がとられている事が少なくありません。

こういった考え方が広まって欲しいなと切に感じます。

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小山真梨

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小山真梨(小山真梨音楽教室)

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