慢性の耳鳴りには漢方薬がおすすめ!
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石川県白山市 「漢方専門 福の樹薬局」 薬剤師の伊藤です。
みなさんは、「繊維筋痛症」って病気ご存知ですか?
日本では人口の約1.7%、200万人以上潜在しているともいわれ、非常に多くの患者さんが存在するにもかかわらず、的確な診断や治療が困難な病気なんです。
また、「繊維筋痛症」と診断される条件は、いろいろな検査で異常がないのにもかかわらず痛みや随伴症状を伴っているという消去法的診断です。
繊維筋痛症の一般的な説明には、全身の耐え難い慢性的、持続的に休みなく続く広範囲の激しい疼痛を主な症状として、全身疲労感や種々の症状をともなう疾患とありますが、具体的には・・・
・首から肩にかけての痛みやしびれ
・上肢の痛みやしびれ
・腰背部の疼痛やこわばり感臀部から太ももの痛みと張り感
・膝から下腿の痛みやしびれ
・眼の奥の痛み、口腔の痛み、頭痛
などの様々な疼痛症状が起こり、全身に散在していて痛む場所が日によってが移動することも特徴のようです。
また、これに伴う症状を挙げると・・・
・関節と全身のこわばり
・疲労感、全身のひどいだるさと倦怠感、手足の脱力
・不眠と睡眠障害
・微熱、頤神経麻痺、筋力と運動能力の低下、筋肉の激しい疲労
・むずむず脚症候群
・悪夢、焦燥感、不安感、抑うつなどの精神的症状
などがあるんです。
現在西洋医学的な治療では・・・
・鎮痛剤
・鎮痙剤
・精神安定剤
・抗うつ剤
などで軽減させることが可能なようですが、あくまでも対症療法に過ぎません・・・
漢方で根本から見直す!
漢方では、痛みの原因は「不通則痛・通則不痛」という教えがあります。
これは、「気・血・水が巡らないから痛みがでるのであり、巡りが良ければ痛みはでないのだ」という意味(広義的解釈)です。痛みとは、局所部位からの警告であり「気づいて!」という声でもあるんですね。
赤ちゃんが、お腹がすいた時・オムツを替えてほしい時・甘えたい時泣きますよね・・・同じです。
ここで「泣くから」と睡眠剤飲ましたり麻酔かけたりしますか? しないですよね・・・
漢方では、カラダからのメッセージをしっかり受け止めそれに伴った漢方治療を行います。
実際、漢方薬の他にも症状の緩和に温熱療法や鍼灸療法が有効なケースが多いんです。
漢方薬で、「気」「血」「水」の巡りを整え温めたり運動したり鍼や灸、マッサージなどで「気」「血」「水」を流してあげればきっとカラダも落ち着いてくれることでしょう。
自分に合った漢方薬をお求めの方は、漢方専門 福の樹薬局へお気軽にご相談下さい。
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