マイベストプロ神戸
坂部智子

介護サービスのプロ

坂部智子(さかべともこ)

神戸・長田の宅配ショップ ともべぇ

コラム

真っ赤に

2011年1月11日

テーマ:母の介護

コラムカテゴリ:医療・病院

5日の夜から始まった母の下痢は、8日の朝でなんとか治まりました。
夜中何度も着替えたり、水分摂ったりとの格闘で
私の熱も上がりきらないまま下がりもせず、
身体のだるさと頭痛がしつこくて、結局3日間ぐにゃぐにゃと過ごしてしまいました。

熱ある時の入浴介助は、正直しんどかったけど、
汚れたお尻をすっきりさせるには、
やはりたっぷりのお湯をザバザバかけるのが一番。
濡れて汚れた紙おむつが当たっているところは 真っ赤になっている。

トイレに流せる系の“おしりふき”は、今までよく販売していたけれど
冷たさと、肌をこすることが、母は我慢できず。
父がせっせと切ってくれた“ぼろぎれ”をお湯で濡らして、
こすると痛がり、ギャーギャー言う母に「痛いな~ 痛いな~」と
言いながら何度も拭いた。

ウォシュレットは、お尻でフタをしてはじめてキチンと洗えるので
足を広げたり、お尻の後ろ全面というのは出来ない。
お尻洗浄容器を買っておけば・・・と思いながらも
なんか工夫出来ないか、とも考えて、
とにかくペットボトルでお湯をタラタラ流したりした。

う~ん、ほんとにお尻のことばっかり、
いつも以上に思考力の無いズキズキする頭で考えていた。

生理ナプキンが4・5日当たっているだけで、ヒリヒリかぶれるのに、
(最新の肌にやさしい~やらでも そんなに効果はない)
汚れて濡れている紙おむつが張り付いているなんて
赤くなって当然だと思う。

日曜日、お風呂に入ってからは、布パンツにもどした。
今度は、尿失禁との戦い。
濡れた後の気持ち悪さと、着替える時の寒さや手間もたいがいだけれど
それでも 乾いたパンツが肌に当たっている時の感触は
絶対に綿のパンツが上。

濡らさないように、ちゃんとトイレで出来るように、
これはもう、ほとんど追っかけっこ。
トイレに起こすタイミングを損ねると、
寝させるのにかなりのエネルギーを要することにもなり 
こっちもくたくた。

夜だけ、紙パンツにするとか、
確実に起こしてトイレに行くとか、あの手この手。

何がいいか、正解はない。
体調、機嫌、
時と場合にもよるし。

生の実学。
少しでも心地いいように。
“楽”よりも、母が“心地いい”ことを 今の私は選択する。

仕事においても
選択肢をたくさん持つこと。
ケースバイケースの提案ができるようになること。

一つひとつ、学んでいる。




この記事を書いたプロ

坂部智子

介護サービスのプロ

坂部智子(神戸・長田の宅配ショップ ともべぇ)

Share

関連するコラム

坂部智子プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
078-647-3152

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

坂部智子

神戸・長田の宅配ショップ ともべぇ

担当坂部智子(さかべともこ)

地図・アクセス

坂部智子プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神戸
  3. 兵庫の医療・病院
  4. 兵庫の介護・福祉
  5. 坂部智子
  6. コラム一覧
  7. 真っ赤に

© My Best Pro