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髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

見てほしい、触ってほしい中古マンションのこんなところ!

2012年11月3日 公開 / 2020年4月24日更新

テーマ:マンション 高断熱 購入

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 中古マンション 注意点

私は、不動産屋さんが主催するオープンハウスをよく見に行きます。
一口にマンションと言っても中に入ると同じものが一つとしてありません。
同じマンションでも部屋ごとに違うのですよ。

えっ?と、思われるかもしれませんが、そんな方は設備に目が行くからなのですね。
新築分譲時のマンションの設備は関西の場合、同じ仕様が多いのです。
当然ですね、中古マンションを買う時の最大ポイントは設備が使えるかどうかです。
コンロのガスがつく? 台所や風呂のお湯が出る? トイレが不潔でない?


【ドアの下に穴が開いています】

設備周りの確認が終わったら、建具に穴が開いていないか? 建具がきちんと閉まるかを確認してください。部屋の入口はおおむね問題ありませんが、クローゼットの折れ戸が閉まりにくいマンションはたくさんあります。


【クローゼット 折れ戸のレール】

次に確認してほしいのが戸境壁です。戸境壁とは隣の部屋と接している壁のことです。
その壁を、自分の手でコンコンと軽く叩いてください。
固い感触が帰ってきたらそこはコンクリート壁に直接壁紙が貼ってあります。
少し柔らかくてボンボンという感じがしたら、そこはコンクリート壁に石膏ボードをダンゴ貼りしてあります(ダンゴ貼りについてはこちら⇒http://mbp-japan.com/hyogo/forestreform/column/31093/)。


【居間の戸境壁 見た目にはどんな壁かわかりません】

築30年以上のマンションでは間仕切り壁にコンクリート壁が配置されていることが多いので間仕切り壁もコンコンと叩いてください。

なぜ、こんなことが必要なのか?
単純な話ですが、コンコン壁には押しピンも釘もビスもささりません。
専用の工具を持ってきて下穴をあけないとそこそこの重さのモノが掛けられません。

ボンボン壁は石膏ボード用のフックを使って軽いものなら掛けることができます。
まして、中古マンションを買ってダイナミックな間取変更を考えている方は必ず実行してくださいね。


【最近は大型家電が多いので、台所や洗面所は確認必要です】

部屋や洗面所に入る開口枠の寸法確認も大事です。ドアの高さ、開けた時の有効寸法です。
ベッドやソファが入らない、机が入らない、ドラム式の洗濯機が入らなかったなんて冗談みたいな話が結構あるのです。
ドアは最悪モノを入れるときに外せばなんとかなりますので、開口枠の内法は採寸してください。

最後は、梁をチェックしてください。部屋の隅にあるタテ梁、天井や窓の上にあるヨコ梁、です。タテ梁は問題ないでしょう。
ヨコ梁は、キッチンの仕様決めの時に必ず確認される項目です。天袋や電動で昇降する乾燥機などをつけるときに梁があると邪魔になるときがあります。


【窓上にある梁】

窓上の梁はカーテンボックスをつけたいときはその寸法を確認してください。

このようにマンションはリフォームしようとすると微妙な寸法や仕様が多いのです。
つまり、既製品がほとんど使えないのです。
その点、無垢材は変幻自在に対応できます。木の厚みや寸法をその微妙な位置に合わせられるのです。

変幻自在な無垢材でリフォームしたマンションをご覧になりたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php
実際にご自分の目で確かめられたい方はモデルルームへ⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html

消費税増税がほどなくやってきます。個人が売主の中古マンションには消費税はかかりませんが、増税後はしばらく中古マンションの人気が急騰するはずです。
マンションをこれから購入する人は今の内からたくさん見ておきましょう。

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