コラム
遺品整理を業者に依頼する場合の費用はどれくらい?
2016年10月19日
「故人の家が賃貸物件で退去まで時間がない」「遺品の数が膨大」「遠方から出向いての遺品整理が難しい」といった場合は、業者に依頼すれば、スピーディーかつ丁寧に遺品整理ができるメリットがあります。
遺品整理の費用を荷物の量で算出する業者や、遺品整理の費用を部屋の広さで算出する業者があります。
遺品整理の費用を荷物の量で算出する業者の中には、想定された遺品より多くなってしまった場合に、追加料金を請求する業者もいて、事前に追加整理が発生した場合の費用の有無を確認し、費用が発生する場合は金額をきちんと提示してもらうことが大切です。
遺品整理以外に、部屋の原状回復やリフォームなどを言いだす業者もいますので注意が必要です。
遺品整理を業者に依頼するメリットについて
遺品整理は時間をかけて行えば、身内の方だけでも行えます。
ただ、故人の家が賃貸物件で退去まで時間がない、遺品の数が膨大、遠方から出向いて遺品整理は難しいといった場合は、業者に依頼すれば、スピーディーかつ丁寧に遺品整理ができるメリットがあります。
業者は遺品を整理する術を心得ていますので、残しておかなければならない遺品を熟知しており、さまざまなアドバイスをすることができ、依頼者の要望などにも応えることができます。
また、故人の死に対して気持ちの整理にかなりの時間を要し「遺品整理まで行う気持ちになれない」といった場合にも、業者に依頼することを検討したほうが良いと感じます。
特に、故人を「孤独死させてしまった」という思いが強い身内の方は、部屋の中に入ることもできず遺品整理を行えない状態が続くケースもあります。しかし、いずれは遺品整理を行わなくてはなりませんので、早い段階で業者に依頼していただくのが良いと考えます。
残された方々の心身の負担を軽減するために、私どものような専門業者が遺品整理のお手伝いができることを覚えておいていただけると幸いです。
生活用品の分別や家電・家財の回収依頼など遺品整理業者が行うサービスについて
遺品整理を行う場合の具体的な内容をおおまかにご説明させていただきます。
故人が使用してきた生活用品の分別からはじまり、家電や家財の回収や買い取りをしてくれる業者への連絡、処分する物の搬出や運搬、残しておきたい遺品や形見分けの発見や梱包、送付を行います。
さらに、住居の掃除や清掃といった作業も発生します。
これらの内容は、時間をかければ身内の方でも行えますが、賃貸物件の場合、スピーディーに行わないと、家賃などの費用が発生してしまう可能性があります。業者に依頼すれば、スピーディーかつ丁寧に遺品整理を行うことができます。
遺品整理はある意味、心と体に負担になることが多く、第三者である業者に任せることも必要な場合もあります。
遺品整理の費用を荷物の量で算出するケースについて
遺品整理の費用を荷物の量で算出する業者もいて、例えば、みかん箱90箱(850㎏)程度の遺品の場合は50,000円程度からとか、みかん箱150箱(1.5t)程度の遺品の場合は80,000円程度からと決めているケースが見受けられます。
もっと具体的に、布団、机、椅子、箪笥の個数といった荷物の量で費用を算出する業者もいます。
遺品が少ない場合は、こういった業者に依頼すると割安になることがあります。
遺品整理の費用を部屋の広さで算出するケースについて
遺品整理の費用を部屋の広さで算出する業者もあります。
例えば、1Kの場合1~2名のスタッフさんが作業をして費用が40,000円程度から、1LDKの場合2~3名のスタッフさんが作業をして費用が100,000円程度から、2DKの場合3名のスタッフさんが作業をして費用が130,000円程度から、3DKの場合3名のスタッフさんが作業をして費用は200,000円程度からといった方法で費用を決めているケースも見受けられます。
また、何㎡につき何円の費用がかかるといった算出方法の業者さんもいます。
部屋の広さで算出するので、遺品が多い場合に依頼すると割安になることがあります。
遺品整理を業者に依頼する際の費用トラブルについて
遺品整理の費用を荷物の量で算出する業者に依頼した場合、想定された遺品より多くなってしまった場合に、追加料金を請求する業者もいます。
このような業者に依頼する場合、事前に見積もりを書いてもらい、追加の遺品が発生した場合の費用の有無を確認し、費用が発生する場合は、金額をきちんと提示してもらうようにしましょう。
遺品整理を行う前にネットの口コミなどで業者の評判を参考にしたり、実際に利用した人の意見を聞いたりして、なるべく評判の良い業者に依頼することも必要です。
悪徳業者による費用などのトラブルについて
悪徳業者は、客引きをするために他の業者に比べかなり安い見積もりを算出してくる場合があり、遺品整理が完了すると、色々な理由をつけて追加料金の請求してくることが多いです。
それゆえ、他の業者に比べ極端に安い見積もりは注意した方が良いでしょう。
さらに、賃貸物件の場合、遺品整理以外に原状回復やリフォームの手配を行いたいと申し出る業者もいます。
部屋の原状回復やリフォームは、管理会社や大家さんと相談して行うことが一般的なので、業者が勝手に行うことで、後々問題になることも考えられるので避けてください。
最近、遺品をその場で買い取る業者もいて、素人には価値判断ができない高価なものを、安く買い叩いて利益にする場合もあるので、業者の言いなりならずに第三者に相談することも必要です。
一人で迷ったら、その場で遺品は処分せずに、トランクルームなどに一度移動して、後日、他の身内の方に相談することも必要です。
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