コラム
遺品整理は自分でやるべきか業者に依頼するべきか?
2016年10月17日
故人が生前どのような生活を送り、現状に至ったのかを知るすべは残された遺品にしかなく、遺品整理をすることで、生前の生活を思い浮かべることができ、自らの気持ちも整理できるメリットがあります。
ただ、故人の家が賃貸物件だったり、遠方から出向いたりする遺品整理を何カ月も行うと家賃や交通費、滞在費用がかかります。迅速に遺品整理を行うためには、専門業者に依頼する方法があります。
また、遺品整理は重労働を伴うこともあるので、健康な方でも大変で、病気であったり体力に不安があったりする方は、ケガの可能性も考え、業者に依頼して手伝ってもらうほうが無難です。
残された方の気持ちの整理には時間がかかりますが、遺品整理は必要なもので、踏ん切りをつけるためにも第三者である業者に任せることも選択肢の一つです。
自分で遺品整理をやることのメリットについて
独り暮らしの世帯が多くなり、身内の方であっても故人の生活をまったく知らないといったケースが増えています。
そのため身内の方は、故人が生前どのような生活を送り、現状に至ったのかを知るすべは、残された遺品にしかありません。
このようなこともあり、故人が愛用した遺品を一つ一つ確認しながら整理することで、故人の生前の生活を思い浮かべることができ、自らの気持ちを整理することもできます。
また、故人の生前の生活を思い浮かべることは、故人に対する供養になるといった考え方もあります。
そして、故人が愛用した遺品以外にも契約書、保険証、有価証券など重要な書類の確認は、時間も手間もかかりますので、身内の方があせらずゆっくり行うことが望ましいと考えられています。身内の方が、故人の遺品整理をご自分でやることのメリットは多いのは確かです。
賃貸物件や遠方の遺品整理は自分でやらずに業者に依頼
身内の方がご自分で故人の遺品整理を行うのが理想ですが、故人の家が賃貸物件だったり、遠方から出向いたりしての遺品整理は、業者に依頼した方が良い場合があります。
故人の家が賃貸物件の場合、遺品整理を何カ月もかけて行うと家賃がかかり、金銭的な負担がかかってしまいます。
さらに、契約の更新月にかかってしまうと、更新料などの費用がかかる場合もあります。
また、遠方から出向いて時間をかけて遺品整理を行う場合は、多額の交通費や滞在費用がかかってしまいます。
こういった費用をかけずに、迅速に遺品整理を行うためには、業者に依頼したほうがいいでしょう。
経験を積んだ業者は、遺品の持ち運びばかりでなく、遺品整理に対する知識も豊富で、さまざまな助言をしてもらえます。
病気や体力に不安がある方や多量の遺品整理は業者に依頼
遺品整理は、故人が愛用した物一つ一つを、棚や押入れなどから取り出し確認して、整理していく作業です。
高い棚から思い荷物をおろすなど重労働を伴うこともあり、病気であったり体力に不安があったりする方は、業者に依頼して手伝ってもらうほうが無難です。
遺品整理は一見引っ越し作業に似た作業に思えますが、ご自分の物であれば多少雑に扱っても気になりませんが、遺品は故人の大切にしていたものだと感じ、慎重に扱わなければならないという意識が働きます。
そのため、遺品整理をはじめたものの予想以上に時間がかかってしまい、結果、業者へ依頼するケースも多いです。
また、故人の遺品のみならず、故人のご家族の遺品ある可能性もあり、膨大な量になることもあります。
たった一人で、多くの遺品を持ち運びすることは重労働ですし、長い時間がかかってしまします。
交通費や滞在費用、家賃が気がかりになり、遺品整理を焦ってしまい、ケガをしてしまう危険性もありますので、業者への依頼も検討したほうがよいでしょう。
遺品整理でケガをしてしまったら、故人とっても本意ではありません。
気持ちの整理がつかない方や身内以外の方は遺品整理を業者に依頼
病気で療養中に亡くなっても、突然事故で亡くなっても、残された方の気持ちの整理には時間がかかります。
故人の死への悲しみは尽きず、いつ故人の遺品を整理し始めたらいいかわからないケースや、悲しみの中、故人の遺品を目の前にして、整理ができないといったケースもあります。
特に身内の方は、悲しみのあまりご自分で故人の遺品整理をすることにためらいを感じ、業者に依頼するケースも増えています。
身内以外の方は、遺品の整理を行う判断基準がまったくわからず悩んでしまい、時間がかかってしまうケースがあります。
残しおきたい遺品は、少なくても故人との付き合いが長く、気心を知っていなければわからないものです。
さらに慣れない遺品整理に気持ちも体も疲れ切ってしまうことも考えられます。
ただ、業者であれば、残しおきたい遺品は長い経験から理解しており適切な助言ができ、重労働にも慣れていますので迅速に遺品整理を行えます。
また、遺品の中には契約書、保険証、有価証券など重要な書類もあり、第三者である業者の冷静な助言が必要な場合もあります。
どんなに悲しみが続いても、遺品整理は必要なもので、踏ん切りをつけるためにも、第三者である業者に任せることも選択肢の一つと言えるでしょう。
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