コラム
汚部屋から脱出!片付けの手順とコツ
2017年9月22日
家族で住んでいれば、誰かの部屋だけが汚部屋というのはよくあることです。汚部屋とは、物やゴミで部屋の棚や机、椅子、床などが埋まっていて、表面が全く見えなくなっている状態の部屋のことです。このような部屋が1つあれば、家族は互いにストレスを感じて家庭不和の原因になってしまいます。
汚部屋を片付けるには、ゴミを処理するための袋を種類別に用意し、軍手やマスクをつけてホコリを吸い込まないようにしながら片付けを進めていきます。
物の大半は、今まで使わなかったものばかりなので「ゴミ」と考えてどんどん廃棄していくのがスピーディーに片付けを進めるコツです。
汚部屋が1つなら、朝から片付けを初めて夕方には終わることができます。無理をすると途中で嫌になってしまい「片付ける前よりも散らかってしまった」ということにもなりますので、休憩を入れながら、あるいは「今日はこのコーナーだけ」と少しずつ進めるのも良いでしょう。
家庭不和の原因になる汚部屋とは
家族で1つ屋根の下に一緒に住んでいれば、誰かの部屋が「汚部屋」になってしまうことがあります。
「汚部屋」とは、下記のような状態を言います。
・ 部屋の入口ドアが物でふさがれて開閉ができない
・ ベッドには、洗濯された服、されていない服が区別されない状態で山積みになっていて、寝る時はそれらを押しのけている
・ クローゼットは、服以外にも何かわからないガラクタが押し込んである
・ 家具、床、全ての表面は物で埋まり、足の踏み場もない
・ 窓際にあるタンスや机は、物が一杯に積まれた状態で窓が開けられず、日光もさえぎられている
どこにでもある汚部屋は、その部屋を使う人以外の家族に多大なストレスを与えています。
そしてその部屋の持ち主は、まわりの家族に迷惑をかけていることをわかっていたとしても、部屋を片付けることを全くしないため、家族間でどんどんストレスが溜まっていきます。
汚部屋の持ち主には、「自分は良くてもまわりの家族に迷惑をかけている」ことや、「部屋を整理することで、探し物が少なくなる」といったメリットがあることを理解してもらい、定期的に片付けや清掃をする機会を設けていきましょう。
汚部屋を掃除するために必要な用具や片付けの手順を紹介します。
汚部屋の片付けに必要な用具とは
物で埋まり、歩く場所もない汚部屋は、片付けるのに思ったほど時間がかからないものです。必要な物を準備し、手順を考えながら片付けや掃除を1日かけて行えば、かなりきれいになります。
実際に片付けを始める前に必要なものを準備しておきます。
1.ゴミ袋
分別の必要があれば、それぞれ必要なごみ袋を用意します。
枚数は、部屋の汚れ具合によりますが、45リットル袋が全部で20枚以上は予定しておきましょう。
2.マスク
部屋には物についたホコリが大量にあり、掃除を始めると空気中に舞い上がります。ホコリの中にあるダニ、カビなどはアレルギーの原因になる可能性があるので、マスクをしておく方が良いでしょう。
3.マジック
ゴミや残すものを分類する時にマジックで記入しておけば、片付けやすくなります。
4.ハタキ、ぞうきん、洗剤、掃除機
部屋の清掃のために必要な用具類です。
ぞうきんは、古着などを利用すれば使用後はそのまま捨てることもできます。
5.殺虫剤
物をどけた時に害虫が出てくることがあります。
6.服装
自分の服装は汚れてもかまわない動きやすいものを選びます。
以上の物がそろったら、最後に必要なものは「片付けに必要とする十分な時間」です。朝から初めて夕方には終了できるよう、8時間は確保して下さい。
汚部屋の片づけ手順
その部屋が汚部屋になってしまったら、まず何が一番多いのか、それを選んで部屋の外に運び出します。そして、自分の手の届く範囲からゴミを全部拾って捨てます。分別しながらでもいいですし、分別しない状態でも大丈夫です。
次に汚れているか洗濯済かを区別しながら、捨てる服は捨てる、残す服で汚いものは洗濯機に入れます。服は一番捨てやすい物なので、去年着なかった服は思い切って処分すると大変スッキリします。
高価な服は買い取りしてもらえることもあります。ただし、あまり欲張ると片付けが進まなくなります。捨てる方が時間がかかりません。
おもちゃや雑貨も同様に分類、処分していきます。「これは使えそう」と思っても、今までガラクタの中に埋もれていたわけですから、元々なかったと同じことです。
どうしても全部廃棄する決心がつかないなら、いったんはまとめて袋に入れて、後ほど「あげるおもちゃ」「捨てるおもちゃ」などに分類して処理します。
部屋の中には、飲みかけのペットボトルや汚いままのコーヒーカップ、食べかけや空になった食器が埋もれていることがあります。中身がついて汚れている食器はすぐに流し台へ、残飯などはゴミ袋へと分類します。
ここまで済んだら、まだ手を付けていない物を処分していきます。それらの中には野球のバッドやアルバム、楽器などがあります。これらも長い間使わず物に埋もれていたものばかりです。ほとんどゴミと同じなので、捨てるようにします。
物がすべて処分できれば、ハタキを使いホコリとり、棚や机の上を拭いてから床に掃除機をかけます。最後に雑巾で水拭きをしましょう。
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