コラム
遺品整理における衣類の処分方法と注意点
2016年11月7日
円滑に形見分けが行えるように、衣類が多い場合は仕分けを行い、後から不平や不満を言われないように、形見分けを希望する人に声かけをして集まり、形見分けをするのが良いでしょう。
形見分けで残ったもので保管場所に困ったら、買い取りを依頼したり処分したりする方法があります。遺品で手放すのか処分するのか迷っている間はトランクルームなどをレンタルして衣類を保管し、後日、買い取りやリユース、回収を依頼していただくのも良いでしょう。
遺品整理の業者に依頼するとさまざまなアドバイスをしてくれることもありますし、故人の遺品として、大切に扱ってくれます。
故人が愛用していた衣類をデジカメなので撮影して残す方法もあります。
遺品整理で衣類を処分する前に遺書を見つける
遺品整理で衣類を処分する前に、遺書があるかどうかを確認してください。
遺言書に中には、財産分与について書かれていることがあり、封印されている場合は、家庭裁判所で相続人が立ち合いの元で開封することになっています。
封印されている遺言書を部屋で見つけても、その場で開封しないでください。
衣類も故人の財産なので、遺言書の中に、衣類を渡して欲しい相手が書かれているかもしれません。
また相続放棄をする場合は、勝手に処分をしてしまうと相続放棄ができない場合もあるので注意してください。
遺品整理で衣類を形見分けで処分
故人の愛用していた衣類を、思い出の品として引き継ぐ形見分けがあります。
衣類の形見分けをする際には、相続人全員ばかりではなく、親類や親交が深かった方にも声をかけてください。
取るに足らない衣類であっても、譲り受ける人にとっては、思い出の品として価値があるものがあるかもしれませんので、形見分けをしてから処分してください。
衣類の形見分けは、四十九日の法要の際に、相続人や親類、親交が深かった方が集まって行うことがよくあります。
形見分けの際に後から不平や不満を言われないように、全ての相続人、できるだけ多くの親類、親交が深かった方を呼ぶことが重要です。
遺品整理で衣類を買い取り依頼して有効に処分
形見分けが終わり、残った衣類を保管する場所があれば問題がないのですが、保管場所に困ったら、買い取りを依頼していただく方法があります。
衣類であれば、自治体のルールに従い、ゴミとして処分が可能ですが、毛皮や本革、カシミアを使った衣類や着物は、値段がつくことがあります。
ただ、全ての衣類を買い取ってもらえる訳ではありません。
衣類を遺品整理の業者に依頼し処分
先にも少しお話しいたしましたが、私どもでは、遺品の買い取りやリユース、処分などに対応しております。
遺品整理の業者の場合は、遺品としての価値をよく理解していますで、さまざまなアドバイスをしてくれることもありますし、故人の遺品として大切に扱ってくれます。
また、依頼人の要望も親身になって応えてくれることもあります。
大量に遺品がある場合は、一度に処分できることもあって、手間がかかりません。
形見分けをする際はアイテムごとに仕分けておくのがおすすめ
形見分けの日時が決まったら、円滑に形見分けが行えるように、衣類が多い場合仕分けを行います。
まず、洋服と和服の仕分けを行い、洋服は、上着、ズボン、セーター、トレーナー、シャツ、Tシャツなどをタンスやクローゼットから取り出し分けます。
できれば、これらの衣類を見やすい場所に種類別で吊るして、すぐに形見分けできるようにまとめておくほうがよいでしょう。
このような仕分けをすることで、集まった方々が、衣類を探し回らずにすみますので、スムーズに形見分けができます。
衣類を処分する前に画像で残す
保管する場所が無く、衣類を処分する場合でもあって、故人が愛用していた衣類をデジカメなどで撮影して、画像を思い出として残す方法があります。
後で、親類など集まった際に画像を見ることで、故人との思い出話ができることもあります。
画像は複製したり、紙で出力したりすることも簡単なので、他の相続人や親類、親交が深かった方の要望に合わせて配布することもできるので便利です。
衣類の遺品整理で悔いがないように処分する
遺品整理で悔いが残るケースとして、リサイクルショップや買い取り業者に依頼し処分してもらった場合に発生します。
これらの業者の中には、高価な着物などを安く買い叩いて、適正な利益よりかなり多くの利益を得ようとする業者もいます。
もし、置き場所に困った場合は、トランクルームなどをレンタルして一度衣類を持ち出し、後日、改めて査定してもらうことも検討してください。
また、他の相続人や親類、親交が深かった方の意見を聞くことも大切です。
わずかですが、悪徳業者が存在することは確かなので、大切な故人の遺品を安く買い叩かれないように注意しましょう。
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