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渡辺伸一

風雪に耐え、雨に負けない屋根づくりのプロ

渡辺伸一(わたなべしんいち) / 職人

株式会社 渡辺瓦店

コラム

雪下ろし あわてて下さなくても大丈夫です!気を付けるのは落雪とお隣さんとの仲です。

2016年12月8日 公開 / 2020年11月17日更新

テーマ:屋根 雪害

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 耐震補強

とうとう雪の季節になりました。
当社のある郡上では、スキー場がオープンしている所もあります。
もともと雪が深い地域は、雪の季節になると雪との戦いがはじまり憂鬱になりますが、毎年の事なので、準備もしっかりできています。
スタットレスタイヤを準備している、そんな感じです。

屋根も同じで、雪が降る前の屋根点検は欠かせません。
割れた瓦がないか、ずれて落ちそうな瓦がないか、また雪が降って倒壊すると一番修理金額もかさむ棟のチェックなど、
当社もこの時期何軒も点検させていただいています。

雪なんかめったに降らないし、そういう地域の方もいらっしゃるでしょうが、最近の傾向として、これまで降らない地域にまで雪が降る事がありますので、今回は、普段雪と対峙していない地域の皆様へ向けてちょっとお話をさせていただきます。

まず、最初に知っていただきたいのですが、雪は解ければ水になります。
つまり雪=水です。ですから、想像以上に重いのです。
道に積もった雪がみためフカフカしているからといって、本当にフカフカなのは気温が低い時に降った雪だけです。
でもこの時点なら、実はほうきで掃けます。粉雪の状態ならほうきで掃いておいた方が楽です。
溶けて出した雪はどけるの一苦労です。
なので、除雪のためのスコップはしっかりしたものをご用意くださいね。軽そうだからって、プラスチックの子供のおもちゃのような物ではすぐ傷みますよ。

それから屋根に積もった雪ですが、屋根に雪止めがはいっていいるお宅は、ある程度は雪が屋根の上で止まります。
ですから、落雪もいっきに落ちる事は少ないです。
しかし、雪止めがはいっていない屋根のお宅は、落雪に気を付けてください。
たとえ10センチ程度の雪でも屋根の上の雪が一度に落下すると、かなりの重量になります。屋根に直接面している部分は凍り付いている場合もありますから、氷の塊が落ちるのと同じ衝撃です。

大屋根から落ちてきた場合、一階の屋根に被害がでたり、車庫や車の上に落ちて被害がでたり。
最悪人の上に落ちて怪我したり、酷い時は生き埋めになったりという事例もあります。
また、お隣の敷地に落雪して、庭木を折る、お隣の屋根を傷める等、揉め事にもなりかねませんので、
普段から、境界線ははっきりとさせて、被害が出たときでも、もめないように、事前に雪止め瓦を付ける等の対策を是非してください。普段からもしもの時にそなえて、そういったことをお隣さんとお話できるようなのがベストですね。

当社での事例では…
お隣の敷地に雪が落ちて、庭木を折った。
盆栽などがおいてある小さいハウスを壊した。
お隣の屋根に落雪して被害をだした。
止めてあるお隣の車や、お客さんの車に落雪して車が凹ンだ等等
結構あるものです。
当然、ご自宅の車庫、車の被害も聞きますので、北向きの屋根の下など特に注意が必要です。
一度落下した場合どこに落ちるかを確認してみてください。
また、写真のようになっていたら、落雪に注意です!



写真で電線にあたっているのもわかるかと思います。
一気に落ちると、電線もきれてしまうことあります。
また、大屋根から庇におちてくれば、庇の屋根が傷む事もあるので、雪が落ちた場所を確認しておいてください。
そして、雪が解けたら一度必ず点検をしてください。

下屋根の場合は、長めのスコップがあれば、庇にはいって(自分に雪がかからないように注意です!必ず庇の下にいてください)雪をつっつくとだいたい落ちてきます。落とせない場所や、凍っていて落ちないようなら、落雪しそうな場所に近づかないようにしてください。どうしても人通りがある場合は危険とわかるようにコーンなど置く方法もあります。
駐車はもってのほかです!絶対にやめてくださいね。
それが、お隣の駐車スペースに落ちそうな場合は、お隣さんにご相談してください。
雪が落ちて、隣の家の車を凹ませて賠償問題になった話もあるので要注意です。

お隣さんとそれなりのお付き合いがあると、こういう時に相談しやすいですよね。
それから、実は屋根の被害が早くわかります。
自宅の屋根ってわりと見えないものなんです。
二階の窓や外からだと見える範囲がきまっています。
が、お隣さんの二階の窓からだと、意外と良くみえるんですよ。
向のお宅の屋根も良く見えますよね。
ご自宅の二階からご近所見てみてください。

そんなわけで、仲良くしていると、瓦が割れてるところ教えていただけるかもしれません。

棟の倒壊は、ご近所から教えてもらったという話し、よく聞きます。

あ、最後に、雪下ろしですが、普通のお宅は30センチ程度の雪なら、あわてて雪下ろししなくても大丈夫です。
むしろそんな程度で屋根に登る方が危険です。
雪下ろしは降雪地域は50センチ以上積もらないと下しませんが、そもそも家の作りが違うので(降雪地域は雪の重さに耐えれるように設計してあります)家の建てつけが悪い気がしたら、その時点で下した方がいいかもしれません。

でも、屋根瓦が見えるほど綺麗に雪を下す必要はまったくありません。
むしろ見えない程度でとどめておいて欲しいです。
見えるくらい雪を下してしまうと、大変滑りやすくなります。それから、瓦に直接スコップが当たる為、瓦を割ってしまう事もあります。毎年、スコップで割ったという話を聞きますので、力を込めて雪の上にスコップを立てないでください。

まあ、最近の耐震補強してある家なら、よほどの事がない限り大丈夫ですので、むやみやたらに屋根の雪下さないとと思わないでくださいね。
雪を道に下して、人に当たる、車に当たる、近所から苦情がくるのが一番困ります。
それから、屋根の雪は、屋根が見えるほど綺麗に下すことはありません。
滑って危険です。
そして、スコップで屋根瓦をつついて割ります!

雪が降ったら、足元も注意ですが、頭上、まずは落雪、これに注意してください。
そして、ご近所とは仲良く。
防災の基本です。


当社ではご近所と仲良くするために、ご近所さんと一緒に屋根無料点検を受け付けております(*^_^*)

お得なクーポン
 こちらは当社営業エリアの方すべてにお使いいただけます!
 

下のアドレスからどうぞ!
 http://www.ekiten.jp/shop_6398737/map/

是非お気軽にご利用下さい。

無料点検会員 こちらは申し訳ありませんが、現在は郡上市内の方で、当社で一度でも工事されたかた、屋根の修理工事するなら当社に任せると決めていらっしゃる方に限らせていただいてます。

登録していただければ無料で定期的に点検をおこないます。
また、瓦の種類、修理歴などすぐに確認できますので、修理やお見積もりも迅速にすみます。
但し、無料点検の日時はお選びになれません。点検は留守でも行います。
この2点をご了解の上お申し込み下さい。
点検後、点検終了カードをポストに入れさせていただきます(*^_^*)

登録は簡単です。
お電話、メール、ライン、HPのフォーム、FAXで以下の内容をお送りください
お名前 
ご住所 
お電話番号 
過去当社で工事したことがある方はその内容や年度(お分かりになる範囲で構いません)
また工事歴のないお客様は一度点検をさせていただきます。

電話 0575-88-2076
FAX 0575-88-3284
メール&フォームはこちらから ↓
HP  http://www.watanabe-kawara.com/

ラインはこちらから




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ご連絡お待ちしています(*^_^*)

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