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オーバーホールは時計のどういう症状が出たときにすればいいの??

2010年9月13日 公開 / 2011年8月9日更新

テーマ:オーバーホール(分解掃除)とは。

コラムカテゴリ:くらし


1.時間の誤差(ズレ)が大きくなった(遅れ・進み)
時間を刻むための歯車類に油汚れ・油切れ等があると、スムーズな回転が出来ず、誤差(ズレ)が大きくなります。(目安として、10秒の遅れ~15秒ほどの進み以上の場合は、汚れ・油切れの可能性があります。)

2.持続時間が短くなった(機械式時計の場合)
時計の巻上を行う部品の油が汚れたり切れたりすると、ゼンマイの十分な巻上が出来ず、今までと同じ巻上でも実際には巻上が少なくなってしまい、すぐに止まってしまいます。

3.カレンダーの切替りが遅くなった
カレンダーの切替え部分にも歯車が使われています。一例をあげてみると、ロレックスは瞬時に切替る構造になっているモデルが多くありますが、油切れ汚れ等によって切替りがゆっくりになったりします。

これらの症状が現れましたら、オーバーホールをご検討ください。

オーバーホール(分解掃除)を行う目安として、3~5年ですが汚れ・油切れを起こしている時計には様々な症状が出るため一概には言えません。あくまで、目安です。

この記事を書いたプロ

川口誠

時計修理のプロ

川口誠(時計工房 勇進堂)

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