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和泉俊郎

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コラム

使命感を持って買収せよ!   <浦安・市川の中小企業支援コラム>

2018年3月4日

団塊の世代経営者が後継者難に喘ぎ、近い将来、百万の中小企業者が廃業に追い込まれると予測される中、日経トップリーダー2月号は中小企業のM&A特集を組みました。今回取り上げたいのは、優良企業の買収要請を辞退し、民事再生中の赤字会社を買収先として選択した宮嶋社長です。その決断に至る思い・買収哲学を、以下要約抜粋して紹介させて頂きます。

優良企業の会長から事業承継の要請あるも辞退、何故?

㈱ミヤジマは売上高約10億円の滋賀県のシャフト鍛造メーカーで、2012年、取引先の会長から事業承継の相談を持ち掛けられた。その会社は売上高約20億円、毎年10%以上の経常利益を安定的に上げ、無借金経営の優良会社で、唯一の課題は事業承継だった。「悪い話ではない」と、宮嶋社長は役員会に毎月参加した。そこでは経営戦略が細かく練られ、小さな設備投資でも稟議を上げ、費用対効果が議論されていた。「見事なものや。これだけの企業になるはずや。これだけ素晴らしい会社で、俺が社長をやる意味があるんか?」「何故この会社を継ぐのや、ミヤジマの規模を大きくしたい、それだけか? 私心たっぷりやな。」宮嶋社長は自問自答した。「人間は自分だけの利益を考えると弱くなり、自分以外の人を守ろうとするとき、見違えるように強くなる。大義や使命がないと到底無理や!」と、熟考の上、辞退したと云う。

民事再生中の同業者を再建へ!

2014年民事再生中の企業から、静岡の東名鍛工を分離したいので、引き継いで欲しいと依頼があった。「あの会社か」、4年前に訪問したことがあり、工場内は真っ暗、設備は老朽化してガタガタ、「ここは儲かっていないな」と直感で分かったと云う。「社員が良くて、技術が良くて、顧客が良ければ、何とかなる」と、現場に張り付き見極めたところ、社員は30代・40代が主力で、汚いトイレを見兼ねて宮嶋社長が掃除を始めた時、「余所の人に掃除はさせられない」とその日の内に当番表を作って掃除を始める等「この会社の社員は腐っていない」と感心したと云う。技術の良さは同業だから直ぐ分かった、顧客の主力は大会社で回収に問題はなかった。「給料は驚くほど安い。それでも社員は文句一つも云わず頑張っている。そんな人達を放って置いていいのか。同業で製造現場や製品を熟知している俺しかやれる者はいない!」と使命感が芽生えて来た。前の買収話で、生半可な気持ちでは買収など出来ないと実感した宮嶋社長は「本当に、心の底から、この会社を再建したいと云う強い思いが今の俺にはある!」と事業を承継した。今はミヤジマとのシナジー効果も生まれ、「東名に行く度に、会社が良くなっている。それが楽しい!」と。


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