耐力壁の配置について⑤~外国人建築家の指摘
ここまで書いたように①に書いた「ふつうの家」とは、⑦に書いた前提条件を守った家ということです。ですから、私は木造住宅の設計で吹抜け、1階が駐車場、下図のような出隅の階段(⑪に書いたように階段室は吹抜けと同じ、出隅にあると地震時弱くなる可能性がある)も作ったことはありません。直下率を意識して開口部の下に開口部、耐力壁の下に耐力壁を配置するように心がけています。
また、⑫に書いたように耐力壁はバランスよく配置し、特に出隅にはL型に壁を配置するようにしています。
以前、いわゆるウナギの寝床という間口に対して奥行きが長い住宅を設計したこともありますが、二つのブロックを連結した形にしました。通常の計算に加えて、各ブロックを計算して個々に基準を満たすようにしました。全部と各ブロックで三つの計算をしたのです。
㉑に書いたように、このコラムで書いた前提条件を私は学校では習いませんでした。私が卒業してから40年経っていますから現在は教えているかもしれません。でも、雑誌を見ると大きな吹抜けのある住宅はたくさん建てられています。現在でも教えていないように思います。
⑱に書きましたが、現在の計算では100%その家の強度を計算できません。また、⑱に書いたM教授の言われるように、倒壊するかはわからないというのが現在の実情です。ただ前提条件を守って計算すれば、その計算値はより信頼できる値となるのではと私は考えています。
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次回は、『道路面に窓がない家①』です。
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