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鈴木敏広

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広(すずきとしひろ) / 一級建築士

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コラム

相見積もりのムダ2⑧~築年数の経った家のリフォームは難しい2

2021年12月14日

テーマ:見積り

コラムカテゴリ:住宅・建物

実は私はAさんの工事の見積もりを出した三業者は、相談者の家が築60年経っていることを考えていたのか疑問に思っています。
前回、60年前とは材料の精度が違うことを書きました。材料の精度が悪いため屋根の下地も現代のようにキチットできません。現代の瓦を葺くには、瓦と土を撤去したあと下地の調整をしないと瓦を葺けないのです。

相見積もりの無駄2-⑧

Aさんの説明では、 (どの業者の見積もりかわかりませんが) 屋根下地に合板を張ると書かれていたようですが、ただ合板を張っても瓦が葺けるような下地になるか疑問なのです。Aさんの屋根は波打っているようですから、もしかすると屋根下地の野地板はもちろん、垂木まで波打っているかもしれません。そうなると大掛かりな工事となります。

このように、60年も経っていると現代の材料をそのまま工事できないことがあるのです。見積もりを出した業者の中には金属屋根の見積もりを出した業者があったようですか、金属の屋根材は薄いですから瓦より厳しい精度が求められるのです。

冒頭に見積もりを出した3業者は60年経っていることを考えていたのかと書いたのは、上記のように工事が簡単ではないからです。雨が漏るから瓦と土をめくって合板を張って葺き替えする、60年も経っているとそんなに簡単ではないのです。

今まで来ていた業者が和瓦を選んだのは最近の平板瓦に比べ精度の悪い下地に対応しやすいからかもしれません。

次回は、『相見積もりのムダ2⑨~私が修理を勧めた理由 』です。


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