- お電話での
お問い合わせ - 0532-32-4265
コラム
熊本地震で起きたこと、分かったこと④~「新耐震」でも壊れた
2017年2月14日
「新耐震」でも倒れたという記事がありました。実は、地震が起きて間もない頃は、新聞などでは「新耐震」と2000年に改正された言わば「新新耐震」をハッキリ分けてないため混同しているように思われました。でも、それは2000年に改正された基準に、新しい名前がないため仕方ないのかもしれません。
耐震基準は何度も改正されていますが、約35年前の1981年に改正された耐震基準を「新耐震」、1995年の阪神の地震の後2000年に改正された基準を「2000年基準」と建築業界では呼んでいます。
2000年基準には、「新耐震」のような名前がありません。「新耐震2」とか「新新耐震」とか名前を付ければいいのですが、ないため混乱しているのです。建築関係者は、いつ改正されたかを知っていますから分かりますが、ハッキリしないと他の関係者、たとえば報道関係でこれからも混乱した報道がされると思います。
1981年の改正は、それまでの基準に比べ地震に抵抗する耐力壁の量が4割~5割程増えました。それまでよりたくさんの耐力壁を作らないといけなくなったのです。2000年と1981年の基準は耐力壁の量は同じです。では、1981年と2000年基準はどこがどう違うのでしょうか?
次回は、熊本地震で起きたこと、分かったこと⑤~2000年基準とは です。
---------1955年以来の信頼と実績--------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------
関連するコラム
- 熊本地震で起きたこと、分かったこと⑥~1981年基準と2000年基準の差 2017-02-21
- 熊本地震で起きたこと,分かったこと③~2つの断層で起きた 2017-02-10
- 熊本地震で分かったこと⑩~築10年以内で倒壊した原因は直下率が低い 2017-04-14
- 熊本地震で起きたこと、分かったこと②~今の基準では… 2017-02-07
- 熊本地震で分かったこと⑭~通し柱不要論 2017-04-28
コラムのテーマ一覧
- 制度と基準について
- WB工法
- 住宅の変化
- 住まいをつくるとは
- 窓(開口部)について
- 家の構造について
- 住宅の収納
- 建築の保険
- 材料について
- 住宅の工法
- 住宅のエネルギー
- 樋
- 家の老化
- 耐震補強
- 仮設
- 住宅の寿命
- 冬向きの家
- 軒のない家
- 片流れ屋根の家
- 地震
- 尺とメートル
- 見積り
- 金物工法
- 集成材
- 調湿
- 結露
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
カテゴリから記事を探す
鈴木敏広プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。