- お電話での
お問い合わせ - 0532-32-4265
コラム
坪単価について⑧~施工床面積という方法
2016年10月28日
今回から⑫話まで坪単価を下げる方法を掲載します。
今回の「施工床面積」の話は坪単価を下げて面積を増やし、工事金額が下がらないようにしている話です。面積がどうして増えるのか不思議に思うかもしれませんが、以下のような方法で面積を増やすのです。
建築の面積は普通、建物の外周ではなく柱の芯もしくは壁の芯で計算します。この面積は、建築確認などにも使われ法定床面積ともいいます。施工床面積は、壁、柱芯で測る面積の他にその会社独自の面積を加えて施工床面積とする方法です。
最近は書いてありませんが以前は○○ホームという会社の広告には大きな赤い2□.8万円~の下に施工床面積の説明が書いてありました。「本体工事価格は施工床面積を元に計算しております。延床面積にポーチ、ポーチ階段、外部ふかし壁…を含みます。」つまり、普通の建築面積でなくその会社独自の施工床面積という考え方で面積を増やし、同じ坪単価を掛けて工事金額を増やす方法です。
下の図を見てください、一番上に書いてあるの柱芯~柱芯で計算するのが普通の面積の計算の仕方です。
施工床面積で計算するのなら、坪単価3.3㎡当り2□.8万円と書かずに「施工床面積3.3㎡当り2X.8万円(施工床面積は当社の規定)」と書けばいいと思いますが、少しでも安く見せるためにそうしないのだと思います。
関連するコラム
- リフォームの見積り②~中日新聞の「TVのリフォーム番組の記事」から 2016-11-29
- リフォームの見積り③~見積りの2倍のリフォーム工事 2016-12-02
- 相見積りのムダ⑥~見積りは誰がする?2 2016-08-05
- 相見積りのムダ⑨~一番安い業者が正しいとは限らない 2016-08-19
- 坪単価について②~形が違えば価格は変わる 2016-10-07
コラムのテーマ一覧
- 制度と基準について
- WB工法
- 住宅の変化
- 住まいをつくるとは
- 窓(開口部)について
- 家の構造について
- 住宅の収納
- 建築の保険
- 材料について
- 住宅の工法
- 住宅のエネルギー
- 樋
- 家の老化
- 耐震補強
- 仮設
- 住宅の寿命
- 冬向きの家
- 軒のない家
- 片流れ屋根の家
- 地震
- 尺とメートル
- 見積り
- 金物工法
- 集成材
- 調湿
- 結露
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
カテゴリから記事を探す
鈴木敏広プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。