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鈴木敏広

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広(すずきとしひろ) / 一級建築士

まちの大工さん 鈴木工務店

コラム

坪単価について⑧~施工床面積という方法

2016年10月28日

テーマ:見積り

コラムカテゴリ:住宅・建物

今回から⑫話まで坪単価を下げる方法を掲載します。

今回の「施工床面積」の話は坪単価を下げて面積を増やし、工事金額が下がらないようにしている話です。面積がどうして増えるのか不思議に思うかもしれませんが、以下のような方法で面積を増やすのです。

建築の面積は普通、建物の外周ではなく柱の芯もしくは壁の芯で計算します。この面積は、建築確認などにも使われ法定床面積ともいいます。施工床面積は、壁、柱芯で測る面積の他にその会社独自の面積を加えて施工床面積とする方法です。

最近は書いてありませんが以前は○○ホームという会社の広告には大きな赤い2□.8万円~の下に施工床面積の説明が書いてありました。「本体工事価格は施工床面積を元に計算しております。延床面積にポーチ、ポーチ階段、外部ふかし壁…を含みます。」つまり、普通の建築面積でなくその会社独自の施工床面積という考え方で面積を増やし、同じ坪単価を掛けて工事金額を増やす方法です。

下の図を見てください、一番上に書いてあるの柱芯~柱芯で計算するのが普通の面積の計算の仕方です。

坪単価8

施工床面積で計算するのなら、坪単価3.3㎡当り2□.8万円と書かずに「施工床面積3.3㎡当り2X.8万円(施工床面積は当社の規定)」と書けばいいと思いますが、少しでも安く見せるためにそうしないのだと思います。

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