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コラム
集成材の疑問⑤~扱いやすい
2016年4月12日 公開 / 2016年5月9日更新
本物の木材は、一本一本性質が違いますから、その見極めをしないといけません。大きな節や割れ、反りがひどければ使えない材料もあります。見極めるには知識と経験が必要で、大工は経験で木のくせを見抜き、欠点のある木は力の掛からない場所に使うなど工夫してきました。
しかし、集成材なら決められた強度の材料を大量生産出来て材料の性質はほぼ同じになり、誰が扱っても同じとなります。そういった意味で作る側にとって扱かいやすくなったのです。
誰が作っても同じということは、材料だけでなく家の大量生産に向いていると考えることができます。集成材が普及した理由は、この二つの理由「大量生産に向いている」、「誰が作っても同じになる」ではないかと私は思っています。
今回までで、集成材の利点を書きました。強度が一定、構造計算できる、大きな材料が出来る、節などの木の欠点がない、扱いやすいなどです。次回からが本論で、私が思っている集成材に対する疑問です。
次回は「集成材の疑問⑥~強度=接着剤の強さ」です
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