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コラム
調湿12~ウイルスとカビ
2016年2月23日
湿度はウイルスやカビと深い関係があります。湿度が約40%以下になるとウイルス、バクテリアが増え、呼吸疾患、鼻炎などになりやすくなります。特にインフルエンザなどのウイルスは低温で湿度が35%以下になると長期間生存します。日本の冬に風邪が増えるのは低温少湿でインフルエンザウイルスの生存にて適しているためです。
また、逆に湿度が約70%以上になるとカビや菌が増えます。ダニはこのカビを食べて増え、ダニの糞や死骸が人の体内に入れればアレルギーなどの原因になります。日本の夏は湿度70%になることも珍しくないため、カビが生えるには適しています。
このように湿度は高くても低くてもダメで、湿度を40%~60%程に保てば、ウイルスもカビも発生しにくくなります。実際には高温多湿の日本では、夏に湿度を60%以下、低温で乾燥する冬には湿度40%以上に保つことが健康で暮らす鍵なのです。
次回は「調湿13~除湿器と加湿器」です。
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