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コラム
木造にこだわる理由6~木材率
2015年8月28日
木材率という言葉があります。
木材率とは、ひと部屋にどれだけ木材が使われているかという合計面積比率のことで、その数字は全体の40%となっています。つまり部屋の中で床、壁、天井の面積のうち約40%が木で囲まれていると人はもっとも精神的に安定します。
普通の部屋の床と壁の腰部分だけ木の板を張ると、室内面積のだいたい40%になります。私が個室の壁に腰板を張ることをオススメしている理由は木材率を40%にしたいためです。
床、壁、天井の全てに木の板を張っている住宅の写真を時々みますが、天井まで張ってしまうと重く感じて
しまいます。天井の色が一番薄く、壁、床の順で色を濃くしたほうが人は安心します。自然界に頭の上に木があることはありません。天井は高く見えた方がよく、自然素材だからといってとにかく木で囲んでしまえばいいとはいえないのです。
次回は、『木造にこだわる理由7~耳に体にやさしい』です。
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