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コラム
木造にこだわる理由13~調湿するからいい
2015年9月22日
日本の夏は、高温多湿でムシムシ、ベタベタします。空気の湿度が高いためですが、高温多湿の湿気を
吸湿し、乾燥してきたら放出する。室内の湿度を一定に保つ能力を調湿といいます。木も調湿能力があり、柱や壁、床に木材を張ると室内の湿度を一定に保ってくれます。
木材の主な成分は親水性のあるセルロース、ヘミロースです。木は、スポンジのように水分を吸って吐く
わけではなく、親水性があるため空気中の水分子を吸着、放出して調湿します。
例えば、室内にある10.5㎝角のスギの柱一本には、ビール大瓶2.5本分(約1.5L)の水分が入っています。そのうち0.5~1本分が部屋の湿度に応じて出たり入ったりできます。但し、いくら木の柱や壁に木の板を張っても表面を塗装してしまうと調湿効果はなくなります。もちろん木の板のかわりに吸放湿しない壁紙を貼っても調湿性などありません。
次回は、『木造にこだわる理由14~まとめ』です。
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