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鈴木敏広

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広(すずきとしひろ) / 一級建築士

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コラム

危ない吹き抜け5~床の役割は、壁と違う

2014年8月15日

テーマ:危ない吹き抜け

コラムカテゴリ:住宅・建物

私が最も知りたかったのは、吹き抜けあり、なしに関わらず床を補強し、強度さえ同じならば、耐力壁が同じように働き、家全体の強さが保てるかということです。
吹き抜け2-5-1
床の役割は、上に乗る荷重を支えることと、災害時の大きな力を分散させる役目があるからです。たとえば、2階建の家ならば2階の床は1階の壁の上部をつなぎ、2階の壁の下部をつないでいます。2階の床よりも上部に加わった力は、2階の壁で受け、2階の床を伝って1階の壁に伝えます。
吹き抜け2-5-2
耐力壁は床とは違い、横の力を受け止めることが主です。ですから、床と壁では役割が異なるのです。
また、壁が何か所も分けて配置されるのに対し、普通、床は水平で各階一枚です。そう考えると、床の強度試験をしただけでは吹き抜けがあることで力を分散できるかわからないと思うのです。

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