外国人を採用するときの4つのポイント

こんにちは。「外国人の活躍支援」をしているKUROFUNE株式会社の倉片です。先日、外国人留学生の就職が最多になったとのニュースもありました。外国人を採用する機会はますます増えてきそうです。




そこで今回は、外国人を採用するときにポイントとなることを4つにまとめてご紹介します。外国人採用を検討している企業様はこちらの4つをまずは考えてみてください！

①仕事内容を固めること

これは非常に大切です。というのも仕事内容によって申請するビザの種類が変わってくるからです。つまり仕事内容が定まっていないと、ビザを申請することができません。


日本人の大卒のように、総合職として専門的あるいは横断的に業務を行う場合は、「技術・人文知識・国際業務」ビザを申請します。いわゆる大卒レベルの方がホワイトワーカーとして働くときのビザになります。ブルーワーカーとして単純労働をする際のビザは、「技能実習」ビザあるいは2019年4月に新設された「特定技能」となります。こちらは細かく作業や職種が分かれているので、どれに該当するのか事前に確認する必要があります。


外国人採用を始める時にまずなによりも、「仕事内容」を固めましょう。仕事内容によって、どのビザを申請すればいいのか決まってきます。

②採用する属性を決める

次にやらなければならないのは、採用する属性を決めることです。例えば、国内に既にいる方なのか、本国から呼び寄せるかなどです。技能実習の場合は本国から呼び寄せるのですが、「特定技能」ビザと「技術・人文知識・国際業務」ビザの場合は、様々な属性を採用することができます。大きく分けると4つです。

1.本国にいる学生を新卒として採用
2.本国にいる既卒者を中途として採用
3.日本にいる留学生を新卒として採用
4.日本にいる既卒者を中途として採用




本国にいる方よりも日本にいる方の方が、日本文化に慣れ親しんでいて、かつ日本語を話すことができます。本国にいる方は日本文化や日本語の教育負担がかかりますが、まだ他の情報を知らないので、企業の文化などを受け止めやすいとも言われています。

また学生の場合はビザ取得まで時間がかなりかかってしまうが、中途の場合はビザを既に持っているので仕事開始までのラグは少ないです。

それぞれの採用方法にメリットとデメリット学生るので、自社にとって最適の属性を考える必要があります。

③スピードが大事であること

外国人の採用はスピードがめちゃくちゃ大事です。時間をかけすぎて採用できなかった例をたくさん聞いています。日本人と比較して外国人の方が内定を決めるまで早い傾向にあります。ビザの期限があるので時間をかけられない事情がありますね。

1次面接、2次面接、、と採用フローまでに長い時間がかかる企業はいい人を採用できなかったという事があります。先が見えないフローで進むより、すぐに内定が出るところを魅力に感じることがあります。そのためなるべく同日に複数の面接を設定できれば、何度も出向く必要がなくなりスピード感を持って採用する事ができます。

また合否を出すのもスピード感を持つべきです。採用するかどうか迷っていて熟考している内に、他で内定が出たので辞退されたという企業もありました。

面接してから合否を出すまでの時間の目安をあらかじめ伝えておき、ちゃんと結果を伝える事が大事になります。逆にいうと、スピード感持って採用ができる企業にはいい人が集まりやすいです。

④入社前に必ずディスカッションをする

内定を出して終わりではありません。別の記事でも紹介しましたが、「聞いていた仕事内容と違った」というのが退職理由の第一位です。事前にディスカッションしておかないと、入社してすぐ離職してしまったなんてこともあり得ます。

外国人は給料の高いところにすぐ転職するってホント？

内定を出した後に、
1.仕事内容
2.給与
3.インセンティブ
4.今後のキャリア
の4つを確認しておくことをオススメします。
あらかじめディスカッションすることで離職を防止することに繋がります。




如何でしたでしょうか？ますます多くの企業が外国人の採用を検討しています。しかしきちんとこの4つのポイントを抑えていないと、優秀でほしいと思った人材も他の企業に先に採られてしまうこともあります。それぞれのポイントについて詳しく聞きたいという方がおりましたら、お気軽にお問い合わせください。