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なぜ若者は都会に憧れるのか?を漢方的に考えてみた~山梨 漢方 さわたや薬房〜

早川弘太

早川弘太

テーマ:漢方的ご自愛短編小説

なぜ若者は都会に行きたがるのか?

今回は健康に役立つか?って言われると自信をもって「はい」って言えるような内容ではないですが

心の健康には多少役立つ内容かなぁ、とは思いますが、それよりはこんな考え方もあるよ、という感じで軽く読んでもらえたらと思います。

先日、山梨県内の県立高校のPTA会長と、各高校の校長先生が集まる会議に参加してきました。(実は現在、とある高校のPTA会長をしております)

その会議の一環として山梨県立大学の教授が来てくださり、お話をしてくださいました。そのお話の内容が「若者の都会流出」についてです。

この問題って山梨県だけの話ではありません。

中部なら名古屋東北なら仙台九州なら福岡関西なら大阪や京都。そして最終的には東京へ。

いわゆる「都会への一極集中」問題です。

今に始まった問題ではなく、昔から

「都に行って一旗揚げる」

というのは若者の代名詞のようなもので

(昔のアニメ、天童よしみさんが歌っていた「いなかっぺ大将」の主題歌で「花の東京で腕試し」とか、長渕剛さんの代表曲「とんぼ」の歌詞の中にも「死にたいくらいに憧れた、花の都、大東京」なんてありますよね。そんな感じです)

江戸時代も「江戸にいく」というのは地方で暮らす若者にとって大きな憧れだったことでしょう。(幕末なんかは地方からどんどん江戸や京の都に登っていきましたよね)

ではなぜ昔から若者は都会を目指すのでしょうか?

若者は「可能性の多い場所」に惹かれる

人は本能的に「選択肢が多い場所」に惹かれるそうです。

都会には・仕事の種類が多い・情報が集中している・出会いが多い・価値観が多様・未来の選択肢が広がる感覚がある

若い世代ほど、「これから何者にでもなれる」という可能性を大切にしますよね。

つまり都会は刺激と成長と勢い

漢方的に言えば「陽気」が盛んな場所で「陽気」が盛んな若者とは相性が良いわけです。

陽気とは、中と外なら「外への広がり」静と動なら「動く」変化と安定なら「変化」を表します。

陽が強い若い時期に都会のような広い世界へ出たくなるのは自然なことなんですね。

都会は“リセットの場”でもある

そして都会は「リセットの場」でもあると思います。

地方では、

「年齢・出身校・家柄・過去の出来事」

などが良くも悪くも語られ続けます。

「あの高校出身か」「どこどこの家の子か」「昔あんなことしていたやつだよな」など

良くも悪くも地方のコミュニティは濃いんですよね。

それで助かることもたくさんあるのですが、若い頃はそのような繋がりが面倒だったり、煩わしかったりします。

でも都会に出れば、そんな関係が一度リセットされます。

先輩後輩、スクールカーストなど、地方にいるとそれらにいつまでも縛られてしまう(実際にそうでなくても)ような気がしてしまい、そんなものから早く解放されたい

若い世代ほど関係性の停滞よりも流動を好むので都会を目指すのだと思います。

若い脳は「刺激」を求める

また、若い世代は刺激を好みます。

音、光、情報、広告、流行、SNS、イベントなど刺激的なものが多い都会はドーパミンが出やすい環境で、脳がワクワクしやすく

季節で言えば

「春」

のような場所。

若者というのは漢方の基礎理論でもある陰陽五行説で考えると

人生の春

と言えるような時期。

春の気は動く、成長する、伸びゆく時期なのでじっとしていられません。

外へ、上へ、遠くへ伸びゆく季節が春です。

だから若者は都会に惹かれるのだと思います。

物語は都会に集中している

そして、これは漢方的なこととは無関係ですが、ドラマも映画も漫画もSNSも、多くは都会を舞台にしています。

成功の物語も、恋愛も、挑戦の物語も舞台は基本的に都会が舞台です。

山梨県が舞台のドラマも最近ありましたが、サスペンスドラマと、宇宙人が出てくるコメディドラマなので、どちらも面白かったですが若者が憧れるか?といえば微妙ですよね。。。

別にそれは誰かの陰謀とかではなく、人口も多いし、ロケもしやすいし、自然と都会が舞台にはなりますよね。

なので、僕たちは知らず知らずのうちに「憧れの物語舞台=都会」というふうになっているのだと思います。

憧れの物語の中に人物に自分を重ねたくなるのは自然なことですよね。

僕自身の話

僕だって若い頃は地元で仕事をするつもりはサラサラありませんでした。

とりあえず地元にはいたくない、外に行きたい、そういう気持ちだったので就職や進学をするときの選択肢として

「地元」

という選択肢はありませんでした。

しかし面白いもので、巡り巡って今はどっぷり山梨で漢方相談をしています。

不思議ですよね。

若い頃に外に向いた陽気が、今は地元に向いているのは陰陽のバランスの変化なのでしょうね。

(なぜ、年を重ねると多くの人が田舎に住みたがるのか?これにも漢方理論が関係しているので別の機会にコラムで書いてみたいと思います)

今回は、たまたまPTAの集まりで若者の都会への流出、という話を聞き

「自分はなぜ若い頃、地元でなくて外に出たいと思ったんだろう?」という疑問から、色々と考えてみました。

漢方的な考え方って色々なところとシンクロしていて改めて面白いと感じます。

都会でなくても外国でも、漢方的に考えても若者が刺激や新しいものを求めるのは仕方ないことです。

では、地元ではダメなのか?というとそういうわけではありません。

地元発で若者の感性や欲求を刺激してくれる新しいものを常に提供し続ける努力がこれからは必要なのかなぁ、と個人的は思いますし、そういうものが日本中の地方にはたくさん眠っていると思います。

今回はそんなお話でした。

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早川弘太
専門家

早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

医療機関などでは、忙しくてなかなか話を聞いてもらえなかったご経験ありませんか?まずお客様のお話をゆっくりとお聞きさせていただき、一緒に不調の原因を考えていきます。漢方相談と健康相談を行っています。

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