カレー好き必見!辛いカレーを食べる時に注意したい体質や体調とは??
吉沢亮さんと横浜流星さん主演の、歌舞伎の世界、というか芸事を極めることとは?という壮大なテーマと向き合った映画
『国宝』
が話題となっていますよね。
僕も公開後すぐに見に行ってきましたが噂に違わぬ素晴らしい作品でした。
そんな映画『国宝』に関連してちょっとおもしろい話題が盛り上がっています。国宝は3時間を越える長編映画。心配になるのが上映中の
『トイレ』
という方は少なくないと思いますが、そんな尿意を抑えるのに
「ボンタンアメ」や「大福」をお供にすると良い
という噂がSNS中心に広がり話題となっています。
話題の背景
SNSでは「上映前にボンタンアメを食べたら最後までトイレに行かずに観られた」という投稿が拡散され、ボンタンアメが売り切れる店まで出てきました。一方で、ネット上では大福や餅を「映画前に食べるとトイレが近くならない」という声もあり、こちらも密かに人気になっているようです。
どこで何がブレイクするかわかりませんね。
専門家の見解をちょっとネットで調べてみると
ボンタンアメ:泌尿器科医によると、砂糖やもち米が血糖値を上げ、一時的に尿の生成を抑える可能性はある。ただし科学的根拠は不十分。
大福:一部の医師が短時間の尿意抑制効果を実験で確認した報告あり。もち米のエネルギー供給や血糖上昇による作用が考えられる。がこちらも科学的根拠は不十分
何より困惑されているのはボンタンアメの製造元のセイカ食品さん。
公式に見解を出しており「科学的な知見は持ち合わせていないため効果については不明」とコメントをされています。妙な形でロングセラーの商品に注目が集まりビックリ、といったところでしょうか。この2つ、あくまで都市伝説的な面もあるのですが、ちょっとおもしろいので漢方的に考えてみることにしてみました。
漢方的に見たボンタンアメ
ボンタンはミカンなどの柑橘類の一種で九州を中心に栽培されています。ボンタンを含む柑橘類の特徴はなんといっても『甘酸っぱさ』
実は柑橘類が持つ味の特徴『酸味』は
(漢方では5つの味があると考えられており、その5つの味が季節、五臓という内臓の働き、感情などと継っていると考えます。酸味以外は、苦味、辛味、鹹味、そして後ほど出てくる甘味の5つです。)
漢方で「収斂(しゅうれん)」と呼ばれるカラダを引き締めて漏れを防ぐ作用があると考えられます。
たとえば、汗が止まらないときに梅干しや山査子を使うのも、この作用を利用しています。これを尿に当てはめると、「酸味で膀胱の締まりをサポートし、尿意を抑える」可能性もあります。
加えて、ボンタンアメの甘みは食べたものを消化吸収する五臓【脾】を養い、水分代謝を整える働きがあります。
脾が弱ると余分な水分を処理しきれずトイレが近くなることもあるため、ここにもプラス効果が期待できるかもしれません。
漢方的に見た大福
そして大福
大福といえばモチモチのもち米で小豆で作ったあんこを包み込む和菓子の代名詞的なものですが
実は大福に使われるもち米、薬膳で気を補う代表的な食材なんです。気には「固摂作用」というものがあり、これがしっかりしているとカラダに必要なもの(尿・汗・精など)が漏れだしにくくなります。
裏返すと気が不足しているとカラダの中から外に必要なものが『漏れ出す』と考えられており、女性の不正出血の原因の一つもこの気の不足と考えら得れています。
さらに大福といえば『甘い』味。
この『甘み』も実は脾を補います。
脾は水分調節だけでなく、感情の『思う』とつながっており、脾が弱ると思慮深くなりすぎて、考えすぎてしまう。
起こっていないことを不安に感じすぎてしまう『予期不安』なども起こりやすくなるため脾がしっかり働かないと
「考えすぎ」の状態になりやすく
映画浄衣前から
「もしトイレに行きたくなったらどうしよう・・・」
と考えすぎてしまいます。
人間不思議なもので『行きたくなったらどうしよう』
と考えれば考えるほど、不安がどんどん増して、尿意もどんどん高まってしまいます。本番前に緊張してトイレが近くなるのと近いような感じです。甘みで脾を養えば、気も補われ『強気』になることができ、この不安ループを和らげる効果もあるのでは?と考えられます。
あながち間違いではない?
医学的には、血糖値上昇や心理的安心感で一時的に尿意が抑えられる可能性
漢方的には、酸味や甘味の作用、もち米の固摂作用で漏れを防ぎやすくなる可能性
そして何より、「お守り代わりに何か食べておく」という安心感が集中力を高めてくれる
もちろん、どちらも科学的に完全に立証された方法ではありませんし、メーカーも効果を断定していません。でも、薬膳的な視点で見れば「なるほど」とうなずける要素が揃っているのも事実なので、調べてみるといろいろ面白ですね。
映画館で尿意をできるだけ防ぐには
映画『国宝』のおかげで長編映画を見る際の尿意への対処法について注目されるきっかけができましたが、気をつけたいのは過度の尿意の我慢は膀胱炎などの原因となるので注意をしていただきたいこと。
あまり前のことですが、あまり我慢をしすぎないように気をつけましょうね。
コーヒー、ビールなどのアルコール飲料、冷たいジュースなども冷えて尿意を感じやすくなるのでできれば常温か温かいお茶などにしておきましょう。
映画館の売店で販売してるもの以外の持ち込みができないところがほとんどなので選択の余地があまりないのが難点ですが少なくてもカラダを冷やすとトイレが近くなるので、飲み物、そして、冷房で冷えないように、上着、ひざ掛けなども持参しましょうね。
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