生理痛は無いのが当たり前・生理痛の原因を中医学的に考える
今回はまだまだ暑い日が続きますが『冷え』についてのお話。温かい春や夏の時期って冬などに比べると血流が良くなる、というイメージがありますが実はそうでもありません。
夏ってある意味、冬以上に血行不良になりやすい時期なんです。
血液の大切な働きの一つが全身に均等に熱を運んで体温を調節することなのですが、気温が高くなるとカラダの内側に熱がこもらないように皮膚の方に血液が集まって熱の発散することで体温が高くなりすぎないようにするのですが
カラダの表面に血液が集まりがちなので、実は体の内側や中心部分は冷えてしまいがち。
特に女性の健康とは切っても切れない卵巣や子宮がある骨盤周辺は夏でも意外と冷えやすく、お腹を触ると『冷っ』っとしている方も多いと思います。
骨盤周りの冷えはそのまま子宮や卵巣などの女性器の冷えにつながると漢方では考えるので、急に気温が下がったりする秋に向けてもしっかりとカラダ内側を温めておきましょう。
☆おすすめの子宮&卵巣を冷やさない養生
・外から温める夏は薄着になったり冷房や扇風機で冬以上に外から冷やしてしまうことがいっぱい。ファッション重視で生足、へそ出し、足首丸出しなどをしていると子宮や卵巣がある大切な骨盤周りがさらに冷え冷えになります。
腹巻き、大きめ下着&肌着と冷え性の方は足首もしっかり靴下やズボンで守って冷え対策をしておきましょう。
・内側から温める外からはもちろんですが、気温がまだまだ30℃を超える日も多いので、冷たい飲食を取ってしまいがち。特にカフェなどで飲むフラペチーノやアイスラテなどは胃腸への負担もかなりのもの。飲む時はできるだけ口の中で冷たさを楽しんでがぶ飲みせずに
胃腸へは口の中で少し温度を上げてから飲むようにしましょう。
・適度な運動運動でカラダを動かすことも内側の冷え対策になります。大股歩き、スクワット、ラジオ体操、肛門締め運動などを思い出したらやっておきましょう。
・生理中は特に冷やさない生理が始まると基礎体温のつけるとわかるように急に体温が急激に下がります。
経血を出すため体力も消耗するのでいつも以上に冷えやすい時期。
夏でも温かいスープなどを食べる、カイロを下腹部や腰に当てるなどしていつも以上の冷え対策をしておきましょう。
子宮や卵巣を冷やさない生活はホルモンの揺らぎが始まるプレ更年期や、更年期障害の対策にも繋がります。
また妊活中の方は『宮寒不妊』という言葉が漢方にあるぐらい、子宮や卵巣の冷えは妊活の大敵ですし、妊活関係なく子宮や卵巣の冷えがある状態はカラダの健康、心の健康、美容にとってはかなりのマイナス
年齢や環境に関係なくしっかり冷え対策しましょうね。
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