冬の食養生〜冬に食べる野菜編〜【大根・白菜・ねぎ】
秋はついつい食べ過ぎてしまう季節
たまの食べ過ぎ飲み過ぎは誰にでもあるものですが、大切なのはその後の対処法です。
我々が食べすぎてしまい、カラダに蓄積された余分なエネルギーは、食べたらすぐに脂肪などになりカラダに蓄積されるわけではありません。
食べた食事はまずは肝臓に運ばれそこで一時的にストックされます。
このストックされている時間はおよそ48時間だと言われていますので、食べ過ぎをリセットするためのポイントはこの48時間を上手に活用することだと思います。
とくにお酒を飲んだあとや塩分、糖質を摂りすぎたあとは食べ物だけでなく、水分も過剰に摂取していることが多いのでカラダにたまった水分もしっかり排泄することもポイントです。
まずはカラダに過剰に蓄えられたエネルギーを消費するために食べすぎたあとの2日間は当然ですが極力食事の量を減らしましょう。
しかし、食べすぎたあとの2日間がポイントだからと、2日間絶食するなどは急激な血糖値の上昇などの様々な体調不良を引き起こすことにもなりかねませんのでやめておきましょう。
せめて朝昼はいつもの半分、夜だけ固形物を食べない「夜だけプチ断食」もおすすめです。
食べ過ぎのあとの食事は、余分な物を体内で吸着してくれる海藻類やこんにゃくなどの水溶性食物繊維と、便の量をふやしたり、満腹感も出してくれる野菜を中心とした不溶性食物繊維をバランス良く取ることがおすすめです。
食べすぎたものをしっかり排泄しておくことも当然ですが重要です。
そして忘れちゃいけないのは『運動』
美味しいものを食べて楽しい思いをしたので、ちょっとカラダに負荷もかけないとバランスが取れませんよね。食べすぎたあとは発汗を促し溜まった水分を排泄してくれて燃焼を促すウォーキング、スイミング、ジョギングなどの有酸素運動がおすすめですが、一時的な食べ過ぎをリセットするのであればより効果的に燃焼させるために筋力トレーニングなどの無酸素運動も取り入れましょう。
どうしても運動する時間が取れない方はカラダにたまってしまった水分だけでも抜けるようにぬるめのお風呂にゆっくり浸かり汗をしっかりかいておきましょう。
健康な方であればしっかり汗がかける半身浴もおすすめです。
人間、ついつい食べすぎてしまうことはあるものです。
パーッと食べてストレスを発散することもある意味、カラダにとっては必要なときがありますので、その後の体のケアをしっかりすることでダメージを最小限にとどめて食欲の秋を満喫しましょう。
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