ハマって食べているもの・それってカラダの弱りのサインかも?
3回のシリーズでお届けしてきた『春のカレー養生』シリーズも今回で最終回です。
カレーは今や国民食。鍋料理や冷やし中華、そうめんのように季節料理ではないので春だけでなく四季を通しておすすめの食べ方があると思いますのでまた機会があれば皆さんにお伝えしたいと思います。
カレーは多くの方がご自宅で食べる場合は市販のルーを活用すると思います。
どうしても固める際に油を多く使うので油っこくなりがちなので、できるだけお肉は脂身が少ない物を選んだり、前回お伝えしたかぼちゃなどを混ぜ込むなどしてとろみを出したりして油分を減らして食べると良いと思います。
また最近はスパイスカレーの手作りに興味を持っている方も増えていると思います。
スパイスカレーと言うと
『難しそう』
と感じている方も多いと思います。
しかしスパイスカレーは実はそれほど敷居が高い料理ではありません。(もちろんちゃんと作ると難しい部分も多々でてきますが)
市販のルーを使わなくても簡単に作れるレシピが色々ネットなどでも出ているので、ある程度のスパイスを揃えれば割と簡単に作ることができます。
僕も実際、バターチキンカレーやキーマカレーを何度か作りましたがとっても簡単でしかも油っぽくなくさっぱり食べれるのでとってもおすすめです。
ぜひお試しください。
スパイスだけ最初に数種類揃えてしまえば(最近では百均でも売ってますよね)後は生クリームなどがあれば家にある食材で作れると思います。
っということで前フリが長くなりましたが
今回は
春はカレーがおすすめ!漢方的体調&体質別・春のカレー養生〜③〜【漢方的食養生】
#漢方的食養生
というテーマでお届けいたします。
【体調&体質別・春のカレー養生〜その3〜冷え性タイプ】
シリーズでお伝えしてきた『春のカレー養生』
他の書きたいと思っていたテーマがいくつかあったのですが
初回にお伝えした通り、楽しみにしていた
『ニシキヤキッチン』さんのレトルトカレーが届いたので
この喜びと春にカレーがおすすめということをいち早く皆さんにお伝えしたいという熱意でお届けさせていただきました。
さて、前回はストレスタイプ、そして体力・免疫力不足タイプの春のカレー養生をお伝えしましたが、今回は『冷え性』タイプです。
寒い冬の冷え性はもちろんですが、実は暖かくなってくる春も
『花冷え』
などという言葉があるぐらい実は冬とはまた違った冷えに注意が必要です。
日中暖かくなり服装も春物になってくると急激な気温変化、寒暖差で思わぬ冷え性になってしまうことも多々あります。
また、寒暖差による冷えは血管運動性鼻炎などの原因にもなり花粉症を悪化させる原因となります。
春ならでは冷え対策をカレーで行いましょう。
◆冷え性対策のカレーは中辛
まずはカレーの特徴でもある辛味ですが、冷え性の方におすすめの辛さは中辛です。理由は明白で、シリーズ中に何度かお伝えしましたが激辛は発汗を促し結果的に体温を下げてしまいます。
ちょっと辛い程度の中辛は適度にカラダを温めてくれますのでおすすめです。辛さに関しては感じ方に個人差があるので自分の感覚で『ちょっと辛味があるな』という程度にしておきましょう。
◆付け合せは『あの』漬物を
カレーといえば福神漬けなどの付け合せのお漬物を食べるのが日本では定番ですが、冷え性の方は春に限らず付け合せは『らっきょう』がおすすめです。
らっきょうは温性の植物で辛味もあります。もともとカラダを冷やす性質があるカレーと一緒に食べるということは非常に理にかなっているので嫌いでなければらっきょうを一緒に食べましょう。
◆お肉は定番ですが春におすすめは・・・
そしてカレーの具材と言えばメインのお肉ですが、春におすすめは鶏肉です。
春はエネルギーが非常に必要な時期。鶏肉に限らずタンパク質豊富な肉類は血液の源にもなるのでおすすめですが、鶏肉は春に弱りやすい胃腸の働きを高めながらカラダを温めてくれます。お肉の中では一番消化の負担が少ないので脂身が苦手な方はササミや胸肉などを使ってさっぱり食べましょう。
気を補う力が強いので、前回お伝えした体力・免疫力不足の方にもチキンカレーはおすすめですし、気には漢方では温煦作用と言ってカラダを暖める作用があるので、薄着になる春は自らの体の力で暖められるように準備しておきたいですね。
【春のカレー養生まとめ】
3回に渡り春のカレー養生をお伝えしました。
春に多く見られる体のトラブル『ストレス』〜気滞〜
そして花粉症などの原因にもなる『元気不足』〜気虚〜
そして寒暖差で冬以上に注意が必要な『冷え性』〜陽虚〜
これらについてお届けしました。
春は万物が芽吹く時期。
停滞を嫌う季節です。
スパイシーなカレーはその特徴から気血の巡りを活発にしてくれるので改めてですが春におすすめの料理です。
真夏の暑い時期であれば辛味を強くして発汗を促し体温を下げることもプラスになりますが春のカレー養生では冷え性のところでお伝えしたとおり、辛味は抑えめにしてスパイスの香りを楽しみながら食べましょう。
カレーは元気を補うご飯、イモ類、豆類はもちろん
血を補うお肉や魚介類などタンパク質もしっかり取れる素晴らしい料理です。
煮込んで食べるのでお肉や魚介類などの消化も良く、葉物野菜などを最後にトッピングすれば繊維質も補えます。
できればスパイスがしっかり使われているスパイスカレーがおすすめなので、ニシキヤキッチンさんや無印良品さんなどで販売されている良質のレトルトも今では手軽に変えるので上手に活用しましょうね。
春の養生におすすめのカレーですが日頃から食べすぎ飲み過ぎでカラダに老廃物が溜まっている方は市販のルーを使ったカレーは食べすぎないように気をつけましょう。できればスパイスカレーなどにして脂質のとりすぎには気をつけましょう。
カレーは旬の食材もできます。季節に合わせてみんな大好きなカレーで食養生も楽しみましょうね。
◆お知らせ◆
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