新年だからこそ注意したい『食養生』の大切さ【山梨 漢方 沢田屋薬局】
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どうも!
母ちゃんが今朝、兄貴が住んでいる地区の地元新聞に載ったらしい、というので
セクハラか?モラハラか?パワハラか?
とハラハラして血圧が40ぐらいあがりそうになった。
さわたや薬房の早川です。
#どんなお兄さんですか
何かやらかして新聞沙汰になったのかと思ったらこんなことが地元の新聞に掲載されたようです。
https://www.u-toyama.ac.jp/news-education/37827/?fbclid=IwAR16Mr32y6tCeiJ33K9NzTpAqTghGK-JXvTrkNNB97Ip3jBlFZgndsfqL_Y
ぜひこれからもイグノーベル賞あたりを目指して研究に頑張って欲しいものですね。
さて、今日はそんな兄の研究に触発されたわけではありませんが『がん治療』について僕なりの思いや考えについてお届けしたいと思います。
ちょっと重たいテーマに聞こえるかもしれませんががん治療に限らず様々な治療につながるお話だと思いますので、ぜひご覧ください。
今回は
『がん治療』で僕が大切だと思うこと・漢方ができること
というテーマでお届けいたします。
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【がん治療で漢方ができること】
今回は『がん治療』という見方によっては非常に重たいテーマに感じるかもしれませんし
『自分には関係ない』
と思っている方が多いかもしれませんが、国立がん研究センターの発表によると2018年のデータですが
日本人が一生のうちにがんと診断される確率は(2018年データに基づく)
男性65.0%(2人に1人)
女性50.2%(2人に1人)
と発表されています。
っということは2人に一人は将来的に癌となる可能性があり、癌という病気と向き合わないといけなくなります。
また、自分がならなくても自分の家族など身近な人が癌になり、家族や友人という立場として癌と向き合うことは誰にでも訪れることだと思います。
癌というと一昔前は『不治の病』と思われていましたが現在はだいぶ状況が変わってきました。
このnoteをご覧になっている方の中にも癌になったご経験がある方もたくさんいらっしゃると思いますし、ご家族の中で癌になった経験をおもちの方がいる人も多いでしょう。
今では癌になっても多くの方が元気に回復し日常生活を取り戻しています。
それだけがん治療の技術も発達してきております。
それだけに癌になったときにどう向き合うか?
ということは非常にこれから大切になってくると思ういますので、今回はそのあたりについても触れてみたいと思います。
【まずは定期的な検査】
何と言っても癌と向き合う際に、というかそれ以前に未然に防ぐためにも大切なのが定期的ながん検診です。
健康診断を定期的に受けている方であればある程度カバーはできていると思いますが、婦人科の健診はオプションになっている場合もなるので、せっかくなので積極的に検査だけはしておくことをおすすめいたします。
癌に限らず早期発見で命が助かる病気は山程ありますし、早めの対処が大切なのは病気に限らずトラブル対応の基本です。
『検査にまさる予防なし』
以前、腎臓がんを患ったのですが、元気に回復された同業の先生がおっしゃっていた言葉で非常に印象に残っている言葉です。
まずは普通の健康診断でも構わないので、日頃から健診だけは定期的に行いましょう。
そして健診同様に予防につながるのは何と言っても日常的に自分の体調をチェックすることです。
『いつもとちょっと違う、おかしいなぁ』と感じたらとりあえず早めに僕らのようなカウセリング専門の薬局・薬店に相談したり、医師に診察を受けるようにしましょう。
漢方相談をしていると癌患者さんや癌に関連するお客様からの相談も数多く受けさせていただいております。
そのときに常に僕がお客様にお伝えすることは病院での治療との両立です。先日のnoteで東洋医学と西洋医学の違い、活用についての記事を書きましたが、そこでも
『東洋医学のほうが良い』
『西洋医学のほうが良い』
ではなくて『いいとこ取り』にしましょうとお伝えしました。
がん治療などはまさにこれが当てはまると思います。
【情報を正しく判断する力も大切】
『抗がん剤や癌の手術は一切やめたほうが良い』
と現役の医師が声高に発信し、書籍なども販売されて話題になった時期もありました。
世の中には色々な考え方があり、抗がん剤や癌手術に対しても色々な見解があって当たり前だと思います。
様々な考え方を受け入れるべきだと思いますし、そのような書籍を読んだり、週刊誌の記事を読んで信じる、信じないは個人の自由だと思いますが、僕としては上手に医療の力を使いながら癌に負けないカラダにしていくことが大切だと感じます。
様々な医療機関で実際に行われており、実際に多く方が一般的な医療による癌治療で改善しているという事実を信じるか?
副作用などにクローズアップした自論を展開する書籍などを信じるかは個人個人の自由だと思います。
その際に大切なのが
与えられた情報を取捨選択する能力だと思います。
その能力で大切だと思うのが今までの経験と常識と嗅覚を駆使して自分の頭で判断することだと思います。
先日も週刊誌を読んでかかりつけで何年も体調のことを見てくれているお医者さんが処方してくれている薬に急に不安や不信感をもってしまったお年寄りの方がいました。気の毒で仕方ありませんでした。
発行部数を増やすことが大切な週刊誌と、地域のかかりつけ医、どちらを信用するかは人それぞれですが冷静に判断したいものですよね。
【癌治療で僕が大切だと思うこと・漢方ができること】
抗がん剤などの治療を医師の診察をしっかり受けながら行うことが僕は何より大切だと思います。
僕自身、それでたくさんの助かっている方をみているからです。まれに漢方の専門家の方の中にも先程の書籍を書かれているような人のように西洋医学的な癌治療を否定して
『漢方で癌が治る』
とおっしゃりお客様に漢方での治療をおすすめする方もいますが、僕の考えではそうではありません。(これはそういう方を否定してるわけじゃありません。いろんな考えがあって良いと思います。僕はそうじゃない、ということです。)
僕は西洋医学的な癌治療ではできない部分を漢方で補うことがいちばん大切だと思います。
コロナで注目された『免疫』ですが、当然癌治療でもこの免疫というものが非常に重要になります。
(僕の兄が研究してるのもこの免疫ですね)
【免疫がちゃんと活躍できるカラダとは?】
簡単に言うと人間のカラダには『自然免疫』と『獲得免疫』があります。
自然免疫はオールマイティータイプでカラダが病気になった際に最初に対応してくれるのが自然免疫です。
それに対して『獲得免疫』はそれぞれの病気に対して専用の兵器を開発して退治してくれるような働きがあります。
開発をしないと行けないので、獲得免疫は抗体を作るのにどうしても時間がかかります。
ワクチンはこの仕組を活用したもので、一度なった病気に対して『免疫ができる』と言いますが、要するに『あ、このウイルスにはこの武器を使えばいいのね』というとがわかっていれば対応が早いですよね。
基本的には自然免疫が先制攻撃で戦ってくれているうちに獲得免疫が専用の武器を作る、という感じで急性の病気などには対応しているのです。
簡単に(超簡単にですが)説明するとそんな感じです。
漢方の基本は『カラダが正常に機能するために足りないものがあれば補う、余分なものがあれば取り除く』というふうに僕は考えています。
要するにカラダの状態を調えて、カラダが本来持っている機能をちゃんと発揮できるような状態にすることが漢方の基本だと言うことです。
元気だと癌も防ぎやすいし、治療もうまくいきやすい、シンプルにそういう事です。
【癌で亡くなる方は癌治療が最後まで続けれなくなってしまう方に多い】
カラダが元気だと癌の予防も治療もうまくいきやすい、とお伝えしましたが、具体的には内臓機能含めた五臓六腑を整えることが大切だと思います。
食べた物から常にちゃんとしたエネルギーが作れる状態であれば病気を治すために体に必要なエネルギーも作れますよね。
漢方的には【気血水】と言われるものですが、病気になることはどれだけ予防しても避けれないので、なっても治せる力を日頃から漢方的養生や自分のカラダの弱いところを養ってくれる漢方薬などを使って行っておくことが大切なのです。
ガンでなくなる方の多くが治療の途中でお亡くなりになります。カラダが弱ってしまい治療が続けられなくなってしまうのです。
僕が癌治療の相談を受ける際に、必ずお伝えしているのがこの部分で
『治療は医療機関でしっかり行いながら、治せる体作り、そして癌治療を続けることができる体作りは漢方で応援させていただきます』
ということをお伝えしております。
癌治療には当然ですが精神的にも肉体的にも大きな負荷がかかります。
そんな負担を少しでも楽にする、弱ったカラダを強くしたりサポートすることはなかなか保健医療、西洋医学的なアプローチだとしにくい分野なので、ぜひ漢方の知恵を活用してみてほしいと思います。
今回は意外と身近なテーマ『癌治療』ついて考えて見ました。