ロコモシンドローム予防・いつ頃から始める必要があるの??【山梨 漢方 沢田屋薬局】
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どうも!
友達に宅急便を送ることが多々あるのですが、パンダのイラスト入りのダンボールで送るときにコソッとパンダにヒゲとか鼻毛とかを書いて送ることがあります。
実は遊び心満載の
さわたや薬房の早川です。
画像1
#むしろイケメンになっている気がする
いくつになってもこういう遊び心、ちょっとフザケたところはもっていたいですよね。
遊び心や良い意味でおふざけを楽しめるというのは気持ちのゆとりにもつながってくると思います。
気持ちのゆとりが無いときって他人のちょっとした冗談でも笑えなくて、いきなりその冗談を真に受けてブチギレたりすることがありますよね。
まぁ、冗談を言う側も相手の精神状態をちゃんと考えて冗談を言わないと行けないのですよね。
自分自身の心の健康のためにも常にこういう『遊び心』は忘れずに持ち続けたいと思います。
さて、久しぶりにブックレビュー、というと大げさですが皆さんにちょっとご紹介したい本がありますので取り上げたいと思います。
今回は
『人生を変える幸せの腰痛学校』という本を読んで
というテーマでお届けいしたいと思います。
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【腰痛があなたの腰のせいでなかったら?】
今回ご紹介するのはいわゆる普通の
『腰痛本』
とはちょっと異なります。
2016年に初版が発刊されているので、それほど新しい本では無いのですが、非常に個人的に参考になったので、皆さんにもご紹介したいと思います。
腰痛は肩こりと同じぐらい多くの方がお悩みの不調の一つです。
酷い肩こりも本当に辛いですが腰痛は歩行にまで支障がでるため、悪化させると著しく生活の質を低下させます。
それだけに『腰痛本』というようなカテゴリーがあるぐらい市場には様々な腰痛関連の本が毎日のように出版されていますし、新聞の広告欄にも連日のように
『〇〇体操で腰痛ラクラク改善』
というような書籍の広告が掲載されており目を引きます。
今回紹介する『人生を変える幸せの腰痛学校』という本が普通の腰痛本と違うのは腰痛という病気を全く違う角度から捉えているところです。
また、普通の、いわゆる『健康本』と言われるものと異なり、小説風、物語風にかかれているところも特徴です。
(まえがき、あとがき以外は本当に小説になっております)
ああするとよい、こうすると良い、というようなテキスト形式の本ではなく、仕事を一生懸命するあまり自分自身のカラダの声に耳を傾けることができなかったアラサー世代の女性が主人公の物語仕立てになっていますので、かなり読みやすい本となっています。
また専門用語が非常に少なく、健康本を読もうとして挫折した方にも読みやすい内容だと思います。
そしてこの本の最大の特徴は
『腰痛があなたの腰のせいでなかったら?』
という言葉です。
【腰痛を認知行動療法で楽にしていく】
『腰痛があなたの腰のせいでなかったら?』
という言葉は聞く人が聴いたら『はぁ?』となると思います。
しかしこれがある意味この本の一番のテーマでもあります。
詳しくは著書を読んでいただきたので詳細のご紹介は控えますが、とある整形外科のクリニックで開かれている腰痛改善プログラムに主人公が参加をするのですが、この著書のポイントは
『痛み』
というものをどう捉えるか?
ということなのです。
以前僕もお伝えしたことがあるとおもますが、痛み、かゆみ、匂い、味、音、眩しさ、暑い、寒いなど人間が感覚で感じるものはその人の体調や心理状況で大きく変わります。
この本は僕なりの表現になりますが、腰痛というものを認知行動療法を中心により緩和していくことが書かれていると思いました。
要するに『腰痛』そして『痛み』『自分の体』とどう向き合い、接していくか?ということを運動療法などと一緒に取り組んで行くというような内容でした。
【認知行動療法とは?】
『腰痛を認知行動療法で緩和していく』
とお伝えしましたが、皆さん、認知行動療法と言う言葉をご存知でしょうか?精神療法の一つで、国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センターのHPによると次のように説明されています。
認知療法・認知行動療法は、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種です。認知は、ものの受け取り方や考え方という意味です。ストレスを感じると私たちは悲観的に考えがちになって、問題を解決できないこころの状態に追い込んでいきますが、認知療法では、そうした考え方のバランスを取ってストレスに上手に対応できるこころの状態をつくっていきます。
著書の中では腰痛で人生が変わってしまった(と思っている)人たちが腰痛改善プログラムに参加して、腰痛や自分の人生と向き合う様子が描かれています。
物語の中では手術もして、ブロック注射などを打ちまくり、痛み止めは麻薬以外は一通り使い、腰が痛くて動くことも満足にできなかった人たちが腰痛と、痛みと、正面から向き合う姿が描かれています。
内臓の疾患だと仕事を休職したり、長期で休みをとっても理解されやすいのですが、腰痛で長期欠勤などになると
『たかが腰痛で』
と思われてしまい、患者さんの多くは精神的にかなり追い込まれてしまいます。
実際、著書の中では『椎間板ヘルニアで入院、医師に言われたときにホッとしている自分がいた』とも書かれています。
『私は入院するほど悪いんだ』
ということで安心するという精神状態まで追い込まれていたということです。
『腰痛なんて気のせいだ』『痛がりすぎだ』
そんな声もきっと空気から感じていたのかもしれません。
【心の持ち方で痛みが治る?】
この著書は決して一般的な整形外科的な腰痛の処置を否定しているわけでは無いと思います。
僕も腰痛の相談をよく漢方相談でうけますが、手術や薬剤を使用した治療も当然大切だと思っています。
そのような治療で腰痛が緩和して、生活習慣を改善することで腰痛が治癒する方は良いと思いますが、僕のところに相談に来る方もそうなのですが、多くの方がそのような一般的な整形外科的な治療では痛みが改善しない場合があります。
そのような方にはぜひ、腰痛に対して『このようなアプローチ仕方もある』ということを知っていただきたいなぁと思います。
著者の『伊藤かよこさん』はまえがきのなかで、この本を読んでほしいという人を
・原因がハッキリしない腰痛に悩んでいる人・
様々な治療を試してみたものの、結局痛みが亡くならない人・
現在痛みは収まっているが、常に痛みの再発を恐れながら生活している人
・なかなか良くならない腰痛のせいで『人生損しているなぁ』と感じることがある人・
腰痛改善の本をたくさん読んだけれど、まだ『この1冊』に出会ってない人
・自分は『人にくらべて病気がちで身体が弱い』と思っている人
※以上、プレジデント社 人生を変える幸せの腰痛学校 より引用
このように書かれていました。
僕はこの本の一番の魅力は
腰痛と言うよりも『痛み』や『病気』に対してどんなふうにアプローチをするべきか?
どんなふうに向き合うべきなのか?ということを考えるには良いきっかけになるところだと思います。
この物語に出てくる方は漢方的には長年腰痛に悩まされて、痛みで身体が不自由で常にイライラしているような『気滞』と言われるような神経過敏になっていたり
痛みとストレスで心身が疲弊してしまい、痛みに向き合う気力も体力も低下して治すことができない状態
さらに身体が弱っているので自分の身を守ろう、という自己防衛が過敏に働き、痛みなどに対しても過剰反応しているような『気虚』と言われるような状態の方が多いと感じました。
僕が普段行っている漢方相談にも非常に役立つ内容だったので、ぜひ皆さんの中で、慢性的な病気にお悩みの方、腰痛に限らず痛みでお困りに方は一度手にとって見てはどうかと思います。
※今回ご紹介した本
プレジデント社 著者:伊藤かよこ
『人生を変える幸せの腰痛学校』
人生を変える幸せの腰痛学校 ―心をワクワクさせるとカラダの痛みは消える