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『不妊予防対策で健診での質問項目見直しへ』〜【月経痛などを健診質問項目に追加検討】のニュースを見て思うこと〜

早川弘太

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テーマ:女性の健康

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どうも!

子供の頃の思い出は?と聞かれると『悪いことすると屋根の上に乗せられた』という記憶が思い出されます。

さわたや薬房の早川です。

#お蔵にも閉じ込められました

お蔵とか屋根に乗せられるとか、かなりクラッシクな罰ですよね。うちは古い家なので、僕が子供ころの家には白塗りのお蔵があり、真っ暗でカビ臭いお蔵の中は子供心に『何やら恐ろしい場所』というイメージがありました。懐かしいですね。

昔の子供へのバツは押入れに閉じ込められる、ウチのように屋根に乗せられる、など体罰まではいかないまでの

『悪い子としたら子供が怖がるような事をして悪いことをさせない』

という懲罰を与えることが一般的でした。

学校でも水の入ったバケツを持たされて廊下に立たされる、なんてバツがマンガなどでも出てきたぐらいだから一般的だったんでしょうね。

今やったらすごく問題になってしまうので、さすがにこのようなバツを与えることは無いとおもますが、昔は

悪いことをする=辛いバツを与えられる

ということが一般的でしたよね。

中学生ぐらいの時は悪いことすると職員室前に正座させられて、数時間放置、という辱めにもあいましたね。。。。

あの当時はそれが当たり前だったので『まぁ、悪いことはしたわけだし仕方ないよなぁ』と友達とかと『まいったなぁ』という顔をしながら座ったものです。

職員室前なので、兄貴とかが通るとすごく恥ずかしかったのは覚えています。

ここ数年で子供への叱り方はすごく変わってきていますよね。

悪いことをする=痛い罰がまっている

だからしない、というのはさすがにちょっと教育的ではないと今では思いますよね。このような罰が無いかわりに指導する先生方は僕らが子供のころの先生に比べると叱り方が非常に難しいのだろうと思います。

要するに自分たちが行ったことが『悪いことである』ということを認識させて再発防止につなげれば良いので、僕ら大人もしっかり頭を使って子どもたちへの伝え方を考えないといけないと感じます。

さて、今日の本題は6月21日の読売新聞の朝刊の一面に掲載されていた話題について取り上げたいと思います。

『不妊予防対策で健診での質問項目見直しへ』〜【月経痛などを健診質問項目に追加検討】のニュースを見て思うこと〜

というテーマでお届けしたいと思います。

不妊予防へ健診見直し

今回のテーマは冒頭でもお伝えしたとおり、6月21日の読売新聞の一面に掲載されていた記事の内容を取り上げて考えてみたいと思います。

その記事の内容とは『不妊予防へ健診見直し〜政府検討・月経痛項目を追加』

というものです。

記事の内容をざっくりご説明すると・・・

政府が近く取りまとめる予定の不妊予防支援策の全容が判明し、その中の項目に月経痛など女性の不調支援策として自治体や学校などが行う健康診断の標準的な質問項目に月経痛や月経前の不調などに関する項目を盛り込む検討をしていること。それにより早期発見につなげて婦人科などで相談しやすくする狙いがある。

というものです。

これ以外でも女性アスリートの無月経対策などにも触れておりますが、今回は一般の女性向けの健診での質問項目に月経痛などが加わることについて考えてみたいと思います。

皆さん、このニュースを見てどう感じますか?

特に女性の皆さんはいかがでしょうか?

健康診断の問診等で月経痛や月経不順、月経前症候群などの不調を申告する場面があっても今まではそれが直接健診項目として採用されていなかったので、スルーしてしまいがちだったのだと思います。

漢方相談で多くの女性の月経トラブルの相談を受けている僕としては正直

『え、健診の標準的な質問項目に月経トラブルが入ってないの?』

という感想が正直なところです。

もしかしたら自治体や健診をする機関によっては質問項目に入っているところもあるのかもしれませんが、政府がこんな事を今持ち上げるぐらいなので、一般的ではないのでしょう。

『生理痛は当たり前』ではない

女性の健康にとって非常に重要なポイントである月経トラブルが健診項目に入っていない理由は様々だと思いますが、理由の一つは

『生理痛などはある程度あるのが当たり前』

という認識だからではないかと思います。

月経痛は将来的な不妊症だけでなく更年期障害や婦人科系疾患など様々な女性特有の病気に繋がります。

また、月経痛や月経トラブルを早期で改善しておくことは女性として健康的に美しく生きていく上で非常に重要な点なのです。

月経痛があるということは

『今、自分のカラダがどんな状態なのか?』

ということを知る重要なサインなのです。

妊娠希望の有無に関わらず正常な月経が大切な理由

政府は不妊症予防のために月経に関する項目を健診の質問項目に入れるという話ですが、もちろん対策としては素晴らしいと思います。

いざ『赤ちゃんがほしい』となってから体調を整えるよりも月経痛などがある状態は不妊症のリスクが高いということをしっかり啓蒙して、早めに改善してもらうことは妊活にとって非常に重要なことです。

僕も

『漢方で妊娠準備しませんか?』

と提案を常に行っていますが、これは妊活を希望されている方だけへのメッセージではなく、妊娠しやすいカラダで常にいることは女性にとって非常に重要なことなので、すべての女性の方に向けたメッセージなのです。

先程も触れたように月経痛などがない状態であれば将来的な婦人科系疾患の発症リスクを下げることもできます。

また、安定した周期と月経は女性の心にも大きなプラスとなります。女性ホルモンのエストロゲンが年代別に必要な量がしっかり分泌されている状態であればセトロニンという心とカラダを安定させる脳内物質もしっかり働き、心の状態もカラダの状態も安定します。

女性の方の体調が良いか悪いかの一つのバロメーターとして月経というのは切っても来れない縁なのです。

常に良い月経でいるために

自分の月経が良い状態なのか?常に確認することは女性の方が美容と健康を維持する上で非常に重要なポイントです。

月経の状態を確認するポイントをご紹介しますので、ご自分の月経の状態をぜひ一度確認してみてください。

・月経痛があるかどうか?
・月経痛がある場合はどんな痛みがいつ来るのか?
(月経前から開始直後か?経血が増える2日目ぐらいか?月経の後半か?終わったあとか?)
・月経周期は何日ぐらいか?25日〜38日以内か?
・月経周期が乱れることがあるか?あるとすればどんなときか?
・月経前にカラダの不調があるか?(月経前症候群・PMS)
・月経前症候群のある人はいつ頃からどんな症状があるか?
・排卵日の付近で痛みを感じるか?出血などあるか?
・月経以外の時に出血することがあるか?
・月経時の出血の量はどうか?
(夜用でもあふれるぐらい出る・日中30分おきなど頻繁に変えないとつらい・初日や3日目ぐらいの多い日でもナプキンを取り替えなくても良いぐらい少量・以前に比べると経血量が極端に増えた、減った)
・経血の色はどうか?
・経血に塊がある



この項目の中で気になる項目がある際は、婦人科を受診されるか、婦人科の相談ができる漢方の専門店に相談されることをおすすめします。

婦人科では対症療法で痛みなどがあれば痛み止めやホルモン剤などを処方しれくれると思いますが、カラダの弱りから、原因から体調を整えていきたい場合は専門家への漢方相談がオススメだと思います。

(僕へのご相談ももちろん大歓迎です)

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月経痛なら月経痛が起こる原因から治しておくと将来的な婦人科系疾患への心配も少なくてすむと思います。

今回の政府の不妊予防支援対策で月経痛などの項目が加わることは婦人科トラブルの方が多い今の日本にとってとても大きなことだと思います。

これを機にぜひ、月経痛などに対する認識を変えてほしいと思います。

今回は『不妊予防へ・健診見直し』というニュースに関して僕なりに思うことをお伝えさせていただきました。

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早川弘太
専門家

早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

医療機関などでは、忙しくてなかなか話を聞いてもらえなかったご経験ありませんか?まずお客様のお話をゆっくりとお聞きさせていただき、一緒に不調の原因を考えていきます。漢方相談と健康相談を行っています。

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