基本中の基本の養生『疲労を溜めない為の養生法』
どうも!
今日から7月!
7月といえばなんと行っても七夕ですね。
七夕の思い出と言うと幼稚園の頃に、七夕のプラネタリウムを科学館に見に行って、 幼稚園に帰ってきた後に園長先生のお話があったのですが
その時に友達と僕が騒いでいて、園長先生に僕が怒られるのではなく担任の先生達が園長先生にメチャメチャ怒られていたのが記憶に残っています。
多分
『 あんたたちがちゃんとしないから子供達が言うこと聞かないじゃない!』
というような感じだったのではないかと思いますが、 先生が泣きながら『ごめんね』と言いながら園服のボタンを直してくれたのを非常に鮮明に覚えています。
先生が先生に怒られるというかなり衝撃的なところを見たので、七夕と言うといつもこの話を思い出します。
園長先生はいつもすごく優しいイメージがあり、とても素晴らしい先生だったのですがきっとその時は何かあったのだと思います。普段怒らない方が怒るとすごくビビってしまいますよね。。
どちらにしても騒いだ僕が一番いけないんですけどね。。。
僕らは意外と変なことを覚えていて、肝心なことを忘れることがあるなど、記憶や物忘れというのはとっても不思議ですよね。
人間は寝ている時に日々記憶を整理していると言われています。忘れることができるというのは脳の非常に重要な働きです。
パソコンのメモリーではありませんが全てを記憶し続けていたらすぐに頭がパンクしてしまいます。
残しておくべき記憶、削除しておくべき記憶を脳がしっかりと判断して整理してくれてるのですからこれはものすごい機能ですよね。
例えば箸の使い方や自転車の乗り方などを忘れる方はほとんどいないと思います。
このような日常的な習慣を忘れてしまうことはいわゆる認知症と診断されてしまいます。
日常的な習慣ではなく日常的に起こった出来事を覚えていたり忘れたりするということはどういう基準で僕らの脳は行っているのでしょうか?
とても不思議ですよね。
今回は『 最近なんか忘れっぽい?それは脳の疲れのサインかも・健康的な物忘れ〜健忘症とは?』というテーマでお届けいたします。
☆物忘れにも種類がある
人の感情や記憶というものはかなり健康面に影響が出ます。
中医学では健忘症という症状があります。
物忘れが激しいと日常生活に支障が出て、健康面にも影響がでます。
日常的な記憶の物忘れ、これは先ほど出てきた認知症のような物忘れとは違います。
物忘れにもいろんな種類があります。
一般的にはいわゆる『認知症的な物忘れ』と
『健忘症的な物忘れ』
との二つに分けられます。
認知症的な物忘れというのは具体的な例で例えると
・ご飯を食べたかどうか忘れてしまう
・自宅の場所を忘れてしまう
・簡単な計算ができなくなってしまう
・身近な家族の名前やその人のことを忘れてしまう
・夏なのに冬のような服装をしてしまう
など日常生活に支障が出てしまうような物忘れと言えるでしょう。
では、健忘症的な物忘れとはいったいどのようなものなのでしょうか?
ある意味、認知症的な物忘れが『病的な物忘れ』だとしたら
健忘症的な物忘れはちょっと言葉が変ですが
『健康的な物忘れ』
と言えるでしょう。
認知症が脳の病気による物忘れだとしたら健忘症は
『 脳疲労からくるもの忘れ』
と言えると思います。
具体的な例としては
・ 朝ごはんで何を食べたか忘れてしまう
・玄関の鍵を閉めたかどうか忘れてしまう
・その人の存在は覚えているが名前が出てこない
・ 物をどこかに置き忘れたり、鍵を閉め忘れたりする
などです。
このような物忘れはどのような方にでも起こります。
脳疲労からくる物忘れなので、脳が疲れてる時に非常に起こりやすくなります。
このような物忘れは年配の方だけではなく、小さなお子さんからお年寄りまでどんな方にでも起こります。
『最近なんか忘れっぽい?』
という方は脳疲労が原因かもしれません。
健忘症、脳が疲れてる時に起こる症状としては物忘れだけではありません。
☆脳の疲れのサインは物忘れだけじゃない
疲れてる時に一方的に他人が喋ってたりするとその話が全く頭に入ってこないようなことがありませんか?
また、頭が疲れている時やストレスで脳がパンパンの時は本を読んだり、説明書を見ても全く頭に入ってこないことがありませんか?
まさに頭を素通りしてしまっている、記憶が入ってこない、そのような状況の脳の疲労のサインなのです。
話が頭に入ってこないのと同じように脳疲労がある時はドラマなどを見ていても全くストーリーが頭に入ってこない、そのようなこともよくあります。
このような状態が続いていたら『健忘症』という可能性もあるので注意が必要です。
☆健忘症は中医学でも重要な症状の一つ
実は健忘症、 中医学でも昔から心血虚の代表的症状の一つとしてあげられています。
特に中医学では、 血液の巡りが悪い状態だと健忘症が起こると昔から考えられていました。
健忘症が起こりやすいのは、血行不良の中でも体の疲労が強く、 胃腸が弱っていて、 食べたものから元気や血液が作れない状態
そのような状態のため心にしっかりと血液が巡らないと全身の血液循環が悪くなったり、気分症状や身体症状が現れると考えます。
その結果、脳にしっかり血液が行かないと、ボーっとしてしまったり、物忘れが強くなったり、 話が理解できなかったりという頭の疲れの症状が出ると考えたのです。
要するに、体の疲労感などが強く、 脳にしっかり血液がいかないため、脳疲労が強くなり、健忘症が起きてしまうという考え方です。
激しい肉体疲労や精神的疲労で、何も考えることができない
『放心状態』
という状態がありますよね。酷くなるとそのような感じになってしまいます。
☆カラダの疲れも頭の疲れも物忘れには関係する〜月経周期との関係も
肉体疲労が強くても頭はすっきりと働いてくれません。
またストレスなどで頭の疲れが強くても当然しっかり働きません。
最近物忘れが気になるという方は体の疲れか? 頭の疲れか?血液の流れが悪くなっているのか?
原因をしっかり考えて対策を取っておきましょう。
女性の方では、月経周期により健忘症が起きることもあります。
月経前や月経中など、血液がたっぷり必要な時期になると頭がスッキリしない、昼間でもすごく眠たい、忘れっぽくなるという方はかなりいらっしゃいます。
このような方は常に血液がたっぷりの状態に体をしておくことで健忘症の予防に繋がるでしょう。
☆健忘症対策のための養生法とは?
どんな原因から起こる健忘症でも共通して行えるよう情報は何と言っても睡眠です。
睡眠は唯一のが休むことができる時間です。
睡眠をとる最大の理由は脳を休めること。
健忘症が気になっているのに睡眠時間が短いという方はまず睡眠時間をしっかり確保しましょう。最低でも1日6時間、できれば8時間程度ぐっすり寝れるような環境を作りましょう。
もし寝つきが悪いなど睡眠に問題があるようであればまずそこから改善することが大切です。
睡眠をしっかりとることで肉体疲労からくる健忘症にも対応できます。
また心身をリラックスさせることは頭の疲れを取ることにつながります。
温泉につかったりゆっくり自宅の湯船に入ることは心身のリラックスにつながりますので、お風呂に入ることが好きな方などは積極的に活用しましょう。
☆運動も頭の疲れを取る
運動をすることも非常にお勧めです。
体を動かすことで脳の疲労が取れることが分かっています。よく運動をすると頭がすっきりする、という方がいらっしゃいますよね。
僕も仕事が終わった後にジョギングをしたりウォーキングをしたりすると1日の頭の疲れが非常に取れる感じがします。
運動習慣のない方は仕事終わりに短い時間でも構わないので少し体を動かす習慣を作りましょう。
月経前や月経中に健忘症が起こるか誰や、日頃から貧血気味の方は食事に注意をしましょう。
消化の良いタンパク質、鶏肉やツナ缶など食べやすいもので構わないので、お豆腐などの大豆製品と一緒に血液の元となるタンパク質をしっかりと取っておきましょう。
血液不足になりやすい方は胃腸が弱い方も多いので出来るだけ消化の良い状態で食べることが大切です。
おすすめは味噌汁に入れたり、 スープにして煮込んだり、煮物にするなどして柔らかくしいらっしゃいませてから食べるようにしましょう。
ストレス過多の方は香りのよい薬味、香味野菜、ハーブなどを活用した料理で気分をリフレシュすると良いでしょう。
☆健忘症は『脳トレ』よりも『脳バケーション』
人生には忘れたいこともいっぱいあると思います。
逆に忘れたくないこともたくさんあると思います。
僕たちの記憶がしっかりと整理されて、 大切なことは忘れず、嫌なことは早めに忘れられるようにするためにも脳の疲れをしっかりとることが大切です。
健忘症はその脳の疲れの最大のサインと言えます。
頭の疲れを感じたら今回ご紹介したような頭の疲れを取る養生を少しでも生活の中に取り入れて頂けたらと思います。
健忘症は認知症とは異なります。
なので、認知症対策の代表ともいえる『脳トレ』は 健忘症のような状態だと逆に脳を疲れさせてしまいます。
健忘症の時は脳のトレーニングするのではなく
ゆっくり休ませると脳を休ませる脳のバカンスタイム
『脳バケーション』脳バケですね(笑)
の時間をしっかり確保しましょうね。
今回は脳の疲れからくる物忘れ、健忘症についてお届けしました。
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