たかが体温が低いだけと甘く見てはダメ!『低体温』とは?
どうも!
断捨離していたら、小学生の頃の身体測定の記録が出てきたのですが、小学校6年制のときの体重がグラフに収まりきらずに欄外に限界突破をしていました。。。。。
ちっちゃな頃は肥満児でした。
さわたや薬房の早川です。
☆この連休で片付けする方多いですよね
さて、断捨離をするにも体力が 必要というようなことをコラムでお伝えしましたが、この連休中に色々片付けようかなと思っている方も多いのではないでしょうか。
我が家も例外ではなくこの休みの期間を使って色々と古いものの整理をしていました。
僕の子供達が学校が休みで時間が空いているので母親の方の物置の片付けの手伝いに向かわせていますが、やっぱり年齢を重ねると古いものがなかなか捨てられないんですね。
それに比べると体力のある年代の人は断捨離もズバッとやることができて、母親が
「若い人は判断が早いわねえ」と改めて驚いていました。
以前のコラムでも肝(きも)が座っていないと判断ができない
中医学では肝(かん)の弱りが決断を弱らせるというようなお話もしたと思いますが、まさに若い人の決断力というのはこの肝の強さではないのかなあと思います。
☆ノスタルジー普遍の法則
古いものを整理している時に懐かしい写真とかが結構出てきますよね。
僕も古いアルバムを整理していたら、昔話題になっていた宮沢りえさんのサンタフェという写真集のポストカードが出てきたり色々と懐かしいものが出てきてしばらく楽しむことができました。
「ノスタルジー普遍の法則」
というものがあり人間はやっぱり懐かしいもの、ノスタルジックな物を好む習性があるんだと思います
アメリカでヒットするレストランのスタイルはいわゆる1960年代ぐらいかな?
映画「アメリカングラフィティ」
の舞台のような時代設定のレストランにすると結構ヒットするというデータがあるらしいです。
この年代はアメリカが最も元気で最も成長し最もキラキラしていた時期だったのかもしれません。
それを経験している世代はもちろんですが経験していない世代の人たちもそういうものに触れることで何か元気をもらったり気分が良くなったりするんではないかなと思います。
ちょうど日本では数年前に
「Always 三丁目の夕日」
という映画が大ヒットしたのを覚えている方も多いと思いますが、あれこそまさに戦後の高度経済成長期、前回の東京オリンピック開催近辺の話だったのではないかなと記憶しています。
バブルの頃というのもまあある意味輝かしい時代だったのかもしれませんがその後のバブルがはじけた後の記憶も鮮明なためやっぱり日本人が思っている輝かしい時代というのはあの高度経済成長期の時代だったのではないかなと思います
昔の写真を見たり昔の資料を見たりしてノスタルジーに浸るということは決して悪いことではありません。
思い出に浸ることで考え方が前向きになったり気持ちが落ち着いたり友人達と懐かしい話をすることで今の嫌なことを頭からそらすことができます。
これも以前お伝えしたことがありますが、今のような非日常の状態では良い意味での
「気をそらす」
ということが非常に大事ですよね。
そうしないと四六時中、新型コロナウイルスのことばかり考えてしまい気分も滅入ってしまいます。
僕もそうでしたが懐かしい写真を友達に LINE で送って大学時代の懐かしい話をしてみたり
兄弟に子供の頃の写真を送って思い出を共有しながらバカ話をしたりしてみましたがすごくいい気分転換になりました。
皆さんも、もしこの連休中に色々な物を片付けようとお考えでしたら是非を思い出を上手に使って楽しみながらしていただきたいと思います。
☆発熱に対する正しい知識を
さてここからが今日の本題です。
最近僕のお客様から「体温」に関する問い合わせが非常に増えています。
新型コロナウイルスの影響でみんな自分の体温について非常に意識するようになりました。
そこで今日は体温について正しい知識を知っていただきたいということでお話をしていきたいと思います。
皆さんまず自分の平熱というのをご存知でしょうか?
日頃から毎日体温を測ってるという方はまずあまりいらっしゃらないと思います。
女性の方で基礎体温をつけているというような方もいらっしゃるかもしれませんが、基礎体温と平熱というのはまた別のものなので基礎体温=平熱というわけではないので注意が必要です。
今非常に多い問い合わせが「微熱」です。
37℃は発熱なのか?
というようなことがよく問い合わせでもありますが、体温計で有名なテルモさんのホームページによると37°は発熱である時もあるし発熱でない時もあります。
そして37℃は日本人の平均的な平熱の範囲なのでむしろ発熱でないことの方が多いのですという風に書かれています。
新型コロナウイルスの相談に行く発熱の基準ですがこれは皆さんもご存知の通り37.5℃以上の発熱が四日以上続く方や、解熱剤を飲み続けてないといけない方ももちろん含まれます。
なので37℃というのは先程もお伝えしたように平熱の範囲に入るので非常に皆さん判断に悩むところだと思います。
38℃ぐらいまで行けば明らかに発熱なので、医療機関に問合せしよう、という判断も付きやすいのですが、微妙なところが一番悩むところです。
発熱が続いたりそれ以外の様々な症状がある場合は医療機関等にまず相談することがもちろん大前提として大事になるのですが、
今は発熱に対して非常に多くの方がナーバスになっているので一度37℃になったとか
平熱が35.8℃だった人が36.5℃になったとか
ちょっとした体温の上下に一喜一憂したり、過度に恐怖を感じないようにした方が良いのではないかと思います。
人間の体はある程度の体温を一定の幅を持っています。
人間は暑くなれば手足が赤くなったり汗をかきますよね、また寒くなれば手足が冷たくなったりするように、常に僕たちは体温を調節してその時その時の体に適した状態に変化させる力があるのです。
ですからある程度体温には幅があるということをまず知っていただきたいと思います
ちなみに日本人の平熱の平均って何度ぐらいかご存知でしょうか?
こちらもテルモのホームページに記載されている内容ですが、日本人の7割ぐらいは体温が36.6℃から37.2℃の間にあるそうです
10歳から50歳前後の健康な男女3000人以上の体温の平均値は36.89℃±0.34℃
これは脇下の検温で調べた結果このような平均値だったそうです。
この調査によると全体の約7割の人が36.6℃から37.2℃の間に入ったそうです。
平熱にも個人差があってもちろん当然なので、医学的に正しい測り方をすれば37℃というのはむしろ平均的な平熱の範囲だというというテルモさんのHPには書かれております。
しかし平熱が低い人にとっては37℃でも発熱の疑いがあります。
なので一概に37℃は平熱という風に判断をするわけにはいきませんので注意は必要です。
ちなみに感染症法では37.5℃以上を発熱、38℃以上を高熱と分類しています。
多くの方が発熱は風邪やインフルエンザなどのような時に起こるというイメージが強いと思いますが決してそのような風邪系の時ばかりが原因ではありません。
花粉症の時期に微熱が出る方もかなり多いですし、
傷や副鼻腔炎のような炎症をおこす細菌感染をして、化膿したりすることによっても発熱することがあります。
なので
発熱=風邪
という風に決めつけるのも良くありません
身体全体が今どういう状況か?
ということを冷静に判断する必要があると思います。
そして人間の体温は1日のうちでもリズムをもって変動しています。
なので平熱はいつも一定というわけではないことをご理解いただきたいと思います。
基本的に体温は運動、時間、気温、食事、睡眠、女性の方だと生理周期でも変化しますし、当然感情の変化によっても体温は変化します。
人は朝昼夜と24時間単位で体温のリズムがあります。
普通は1日のうちで早朝が最も体温が低く次第に上がって行き夕方ぐらいが一番高くなります。
1日の体温の差はほぼ1℃以内、先ほどもお伝えしましたが36°から37°ぐらいの間は上下するのがある意味当たり前とも言えるのかもしれません
もし自分の熱に対してご心配な方は朝昼晩3回ぐらい体温を測って自分の時間別の平熱を知っておくことも必要でしょう。
☆お年寄りや子供は普通の大人とは違う
体温に関しては子供やお年寄りはまた別となります。
お年寄りは体温が年々低くなっていく方が多いと言われていますし。
小さなお子さん達はまだ体温調節もううまくいかないので寒さとか明日とかに体温が影響されやすいという風な一面もありますので小さなお子さんは部屋の温度や汗のかき具合などを日頃から注意しといてあげると良いでしょう。
☆体温に関してもナーバスになりすぎない
良い体温を維持していくためには先ほども言ったように1日の中で人間の体は体温のリズムがあるので早寝早起きをしっかりしておくことが正しい対応を維持することにつながります。
朝ごはんをしっかり食べておくことは体温をしっかり維持することにもつながり体のリズムを整えるのでしっかり食べておくことをお勧めしておきます。
体温は当然ですがストレスなどでも上昇する可能性があります。
血圧の上昇と同じように気にしすぎることも体温にとってはマイナスに影響するので
「注意はしても気にしすぎない」
ということをぜひ心がけていただきたいと思います。
※今回のコラムはテルモさんのHPを参考文献とさせていただきました。
テルモさんのHPの「テルモ体温研究所」は非常に体温についてよくまとめてくれております。
リンクを張っておきますのでぜひ御覧ください。
https://www.terumo-taion.jp
新型コロナウイルスかどうかの判断も厚生労働省HPで情報を確認するようにしましょう。
正しい情報は下記のリンクの厚生労働省HPより入手しましょう。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
情報の出元がよくわからない情報が錯綜しております。週刊誌等の情報にも注意しましょう。
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