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春の養生は『ゆる〜く』過ごしましょう

早川弘太

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どうも!

奥様がSwitch版『どうぶつの森』を発売日にゲットして始めていたので無人島の名前どうするか?と悩んでいたので

『スポーツ平和島(すぽーつへいわとう)』と提案したら

『バカじゃないの?』という顔されたので、、、、

『ノロイ島』(ガンバの冒険より)

と提案したらそれ以降喋ってくれませんでした。

やっぱり旅に出ようと思います。

さわたや薬房の早川です。


さて、すっかり気温もあがり春ですね。

っということで、今日は春の過ごし方

『春の養生はゆる〜く過ごしましょう』というテーマでお届けします。


☆中国最古の古典に書かれている春の過ごし方とは?

中国の前漢時代(紀元前200年ぐらい)に作られたと言われている中国最古の医学書である『黄帝内経』には春の過ごし方してこのように書かれております。

〜春は『発生』の季節という。すべての物が芽生え、天地間の万物は生き生きと栄える。

春の養生法は夜ふかしをしても構わないが朝は早く起きる。

朝、庭をゆったりと散歩し、髪の結びをほぐして、カラダをのびのびと動かす。

つまり、春に芽生えた万物と同じように、心身ともに生き生きと陽気を発生させる。

天地間の陽気を胸いっぱいに取り込み、体内の陽気を大事に育てる〜

(以下、省略。ほんとはもっと続きます)

と一部の抜粋ですが書いてあります。


春というのは自然の季節でも草花の芽が生えて来る時期で物が生まれる季節です。

土から芽を出すためにしっかりと冬の間にエネルギーを蓄えておき、それが『バーン!』と爆発するような季節なのです。

これは人間の成長過程でいうと、子供〜成人前ぐらいまでの時期で一般的に『青春』と呼ばれる時期にあたると思います。


ちなみに春は中医学の陰陽五行説という考え方では五臓では春は『肝』にあたり、感情では『怒り』

そして色は『青』です。

そうなんですね、青い春、を青春と読みますよね。

昔の人がもっとも成長して伸びゆく時期を青春と名付けたのは実はここから来ているのです。

☆のびのび・ゆったりが春に良いという理由

では、なぜ黄帝内経では春は

『朝、庭をゆったりと散歩し、髪の結びをほぐして、カラダをのびのびと動かす。』

と春の養生を伝えているのでしょうか?

それは伸びゆく時期というのは押さえつけられたり、締め付けられるのを嫌います。

思春期の子どもたちも同じですよね。

自然でも芽を出そうと勢いつけているところに、蓋をされたり、縛られたりするとちゃんと芽がでなくなり、成長できなくなるので、この時期は

ゆったり、のびのび、が良いと伝わっているのだと思います。

今風にいうと『ゆる〜く』ですね。

☆現代的な考えでも春はのびのび・ゆったりがやっぱりおすすめの理由

古来より伝わる中医学の考え『春はゆる〜く』はなんとなく伝わったでしょうか?

これは古来の考えだけでなく、実は現代医学的にも『春はゆる〜く』がめちゃくちゃ当てはまると思います。

それは

春は自律神経が弱りやすい時期

だからです。

春は気温変化も激しく、天候変化も激しいため、気温や気候に合わせてカラダを調節する自律神経が弱りやすい時期なのです。

また、春は環境変化がたくさんある時期で、進学、進級、就職、移動など環境変化で自律神経には当然負担がかかります。

なので、現代医学的な見方をしても春は自律神経が弱りやすいのでゆる〜く過ごすことが大事なのです。


☆ゆる〜く過ごすことが自律神経を整える?

春は自律神経が弱りやすい、古来より伝わる中医学の古典でも『春はゆるやかに』と伝わっているとお伝えしてきました。

では、なぜ、ゆるく過ごすことが自律神経の乱れを整えるのでしょうか?

人間はなにかしらのストレスを受けると自律神経のなかでも『交感神経』というアドレナリンを出し、カラダに力を入れて頑張らせる神経が優位になります。

交感神経が優位になると、カラダに力が入り、馬力などは出ますが、それが長期に渡り入り過ぎになると疲労につながったり、怒りっぽくなったり、不安や心配、神経質になりやすくなります。

何度か登場している説明ですが、交感神経優位というのはじゃんけんの『グー』の状態が続いている状態ですから、力は入りますが、続けると血行不良になっていきます。

春の環境変化で『頑張らないと!』という気持ちが強く出ると交感神経が優位になりすぎてしまうので、ちょっと力を緩める必要がありますよね。

これがまさに黄帝内経に出てくる

『朝、庭をゆったりと散歩し、髪の結びをほぐして、カラダをのびのびと動かす。』

という養生につながるのです。

ゆったりと散歩は運動の中でも副交感神経という気持ちをリラックスさせる神経を優位にする代表的な運動法です。

また、髪の毛もひっつめて縛ると頭皮の筋肉も緊張しますが、髪を解いて緩やかにするとそういう緊張も和らぎます。

仕事の時は髪の毛を縛る女性が多いのはファッションや衛生面などもありますが、1つのやる気モードに入れるスイッチでもあるからです。

☆春の養生法

っということで、春はできるだけ『ゆっくり』過ごしましょう。

春先調子が悪いという方は『春のゆっくり養生』ぜひやってみてくださいね。

・ゆっくりウォーキング
・ゆっくりストレッチ
・ゆっくり入浴
・ゆっくりしゃべる
・ゆっくり食べる

息を切らすような激しい運動で心地よい疲労感を感じることも良いですが、ストレスが多い方、気疲れの多い方はぜひ『ゆっくり』心がけましょう。

また、中医学的にストレスを緩和する方法としては『良い香り』の活用がおすすめです。

香りの良い香味野菜、薬味、柑橘類などを日々の食事で活用しましょう。
ハーブティーなどもおすすめですよ。

春は万物が伸びゆく時期、春をのびのびと過ごすためにもぜひ『ゆる〜く』過ごしましょうね。

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早川弘太
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早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

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