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早川弘太プロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

悪酔い&二日酔いしないお酒の飲み方とは?

早川弘太

早川弘太

テーマ:お酒と健康

『またやっちゃった・・・』記憶がない・・・

『またやっちゃった・・・』気持ち悪くて仕方ない・・・

お酒を嗜む方なら一度はこんなご経験があると思います。

お酒は人生のスパイスでとうぜん飲み過ぎはカラダに悪いですが家族や友人との楽しい時間を彩るスパイスとして上手に楽しみたいですよね。




今回は『悪酔い予防・二日酔い予防のお酒の飲み方』をご紹介します。

漢方相談や健康相談という仕事柄、アルコールに関するご相談はとっても多いんです。

アルコールは過度に摂取すると肝臓で分解すべきアセトアルデヒドを分解しきれなくなります。

そして、そのアセトアルデヒドが血液中に残ってしまうと、嘔吐や頭痛といった体調不良につながるのです。

よく『安い酒だと悪酔いしやすい」といいますよね?

果たしてそれは本当でしょうか。

☆やすいお酒は悪酔いする??ってホント?

安価なお酒のすべてが悪酔いしやすいというわけではありませんが、高価なお酒より酔いやすいという傾向はあると思います。

理由としては、安価なお酒はどうしても製造する過程でコストダウンを図ることもあり、高価なお酒よりも不純物が残りやすくなると言われています。

そういった不純物の入ったお酒は、肝臓でアルコールを代謝するのが遅くなり、悪酔いする原因ともなるアセトアルデヒドが発生しやすくなるのかもしれませんが、すべて安価なお酒がそういうわけでは無いので選んで飲むのがオススメです。

☆蒸留酒(ウイスキー・ブランデー・焼酎・ウォッカなど)と醸造酒(ビール・ワイン・日本酒など)はどっちが悪酔いしやすいのか??

醸造酒(ビール、ワイン、日本酒など)と蒸留酒(ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、テキーラ、焼酎など)は、どちらが酔いやすいというのはないと思います。

ただ、蒸留酒のほうがアルコール度数高めなので、酔いやすいイメージはあるかもしれませんよね。

しかし、醸造酒にしろ蒸留酒にしろ、結局のところはアルコールをどれだけ摂取しているかが酔いやすさに関係しているので・・・

蒸留酒をロックやストレートで飲めば当然アルコール摂取量は増えがちですが、水割りやソーダ割りなどで割って飲むのなら、醸造酒よりも酔いにくくできるでしょう。

醸造酒はあまり割って飲むという飲み方がないため、そういう意味では蒸留酒のほうがアルコール量を調整しやすく、醸造酒よりも蒸留酒のほうがアルコール総量を抑えることができると思います。

僕もハイボールなどのほうがアルコール量を減らすことができるので、ビールが好きなのですがあえてハイボールしか飲まない日もあります。

アルコール成分を早く体の外に出すには、適量の水を摂取すると良いとも言われていますので、蒸留酒を水割りや炭酸水割で飲めばアルコールを体の外に排出しやすくなります。

なので、僕的には多めの水で割ってアルコール量を抑えた蒸留酒を飲むようにすると、悪酔い・二日酔いしにくくなると思います。どちらにしてもアルコールの量がポイントですよね。

☆ちゃんぽんで飲むと悪酔いするってホント?

ビールやワインや焼酎やウイスキーなど、1日に何種類ものお酒を代わる代わる飲むちゃんぽんが酔いやすいというのは、実は科学的根拠はないんです(笑)でもみんな悪酔いしたり、二日酔いになったあとは『ちゃんぽんで飲んだからだ』といいますよね。

科学的な根拠はないのですが、実は完全にウソとも言いきれず、半分本当で半分ウソといった感じだと思います。

まず、違うお酒のアルコールを何種類も摂取すると、体の中でなんらかの反応が起こって、それが悪酔いの原因と考えている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

これは僕の推測ですが、違う種類のお酒を代わる代わる飲んでいくと、どれぐらいのアルコールを摂取しているかが自分でわかりづらくなり、それで知らず知らずたくさん飲んでしまうということが、あるのではないでしょうか。

たとえば、ビールだけ飲んでいれば、「ジョッキ○杯飲んだから、もうそろそろやめておいたほうがいいな」といった具合に自己管理しやすいもの。

ですが、ビールを飲んで焼酎を飲んでワインを飲んで――としていると、目安が曖昧になり、どれだけアルコールを摂取しているのかわからなくなってしまうかもしれません。

また、同じお酒をずっと飲んでいると、飽きてきてペースが落ちるかもしれませんが、途中で種類を変えると飲み口も変わるため、再びグイグイとペースアップしてしまうということもあるでしょう。

となると、同じ種類だけ飲むよりもちゃんぽんのほうがアルコールの総量が多くなってしまうというケースもありそうです。

まぁ、ちゃんぽんで飲むときは飲酒が長期戦に突入している証拠なので具合悪くはなりやすいですよね(笑)

つまり、お酒の総量を自分でコントロールできるのであれば、ちゃんぽんで飲んでも大丈夫ですが、自己管理に自信がない方は、ちゃんぽんを控えたほうが良いと思います。

☆悪酔い・二日酔いしないための対策とは?

◆空腹で飲酒しない

基本的なことですが、空腹状態でいきなりお酒を飲むと、空っぽの胃の中にお酒が流れ込み、アルコールが腸から吸収されてしまい、結果的にアルコールの吸収が早まってしまうものです。ですから、手軽に食べられる枝豆、ナッツ、チーズのような軽食でもいいので、お酒を飲む前に食べておくとアルコールの吸収を遅らせることができると思います。

◆水分を適度に取りながらお酒を飲む

こちらも基本的なことではありますが、お酒を飲んでいる途中途中に水を飲むのも、酔いにくくするとても良い方法です。たとえば、特に利尿作用が強いといわれているビールの場合、ビールを1リットル飲むと1.5リットルぐらいが尿(水分)として出ていくこともあり、アルコールだけ飲んでいると脱水症状になってしまうこともあります。

ですから、できれば飲んでいる途中、アルコールを飲んだ量の1.5倍ぐらいの水を飲んでいただくと、普段よりかなり酔いにくくなると思います。お酒を連続で飲むのではなく、お酒を1杯飲んだら水やお茶といったノンアルコールの飲料を挟むようにすると、悪酔いや二日酔いをしにくくなると思います。

漢方では『肝』の弱りはストレス疲労、血行不良、目の疲れはもちろん、血液を蔵する、疏泄をつかさどる、といわれるぐらい、血の巡り、気の巡りの要といえる場所です。

その大事な場所を飲酒で弱らせることは最終的には全身に影響が出ます。

なかなかお酒がやめれない、量が減らない、という方は飲みすぎてしまう生活習慣が必ずあるので、ご自身の生活習慣、心の状態などにも気を配って『お酒を飲みすぎてしまう原因』を考えてみましょう。

最後に『酒は百薬の長』ということがあり、お酒大好きな人の金看板になっていますが、あれは実は酒税を増やしたい当時の中国のある国の役人が考えたキャッチコピーだったんですよ(笑)

なので、本当の百薬の長にするためにも適量を適度に楽しめるように自己管理をしっかりして、美味しく、楽しいお酒を飲みましょうね。


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早川弘太
専門家

早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

医療機関などでは、忙しくてなかなか話を聞いてもらえなかったご経験ありませんか?まずお客様のお話をゆっくりとお聞きさせていただき、一緒に不調の原因を考えていきます。漢方相談と健康相談を行っています。

早川弘太プロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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