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春は自律神経の弱る時期
さあ!今年も4月!新しいスタートの始まりですね。素晴らしいスタートを切って新年度のスタートを切りたいところですが、この3月から4月にかけては今年もそうですが、激しい気温の変化、気圧の変化に加えて生活環境の変化から、体調を崩す方が非常に多いのが特徴です。
春先に体調を崩しやすい理由は今月のテーマでもある『自律神経』の乱れです。この自律神経、実は春先にバランスを崩しやすいことでも知られています。まずはその理由から解説していきましょう。
自律神経にはおもに日中活発に活動する『頑張る神経』交感神経とカラダを癒し、休息を促すような『癒やしの神経』副交感神経があります。僕達のカラダは脳下垂体という脳の器官が現在の心と身体の状態を感知して、その時にふさわしい心と身体の状態にするためにコントロールをしてくれる仕組みがありますがそれが乱れてしまう状態が一般的には自律神経の乱れ、と言われています。
☆自律神経が春に乱れやすい理由
1)環境変化(進学・進級・就職・転勤、異動)によるストレスの増加
2)春特有の寒暖差による温度差ストレス・気圧変化
3)冬の交感神経優位モードから夏の副交感神経優位モードに切り替わる時期
この3つを含めて最近注目されているのが「春の5K」と言われている物です。
春の5Kとは??
春の5K、まだまだ耳慣れない方も多いと思いますが、春に体調を崩す原因となる物の頭文字のKをとってそう名付けれられています。
その5つとは・・・
乾燥 寒暖差 強風 花粉 黄砂
この5つです。
空気の乾燥は花粉症や黄砂によるアレルギーをひどくしたりしますし、強風は気圧変化と大きな繋がりがあいます。
当然、花粉や黄砂によるアレルギーは免疫、この免疫は自律神経とはきってもきれないものなので、大きな影響をおよぼすのです。
結果的にこのような理由で自律神経が乱れることで春の不調がおこってしまいます。
最近では春の不調を「春バテ」などと呼ぶこともありますよね。
それでは次回はこの「春バテ」含めて自律神経が乱れると心とカラダにどんな症状が現れるのかを見てみましょう。
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