体の老化=毛細血管の劣化?!毛細血管を減らさない方法とは?【山梨 漢方 さわたや薬局】
今月は1年の締めくくりとして血流についてお届けしています。
今日のコラムの更新で今年は最後となります。1年間ご覧いただき本当にありがとうございます。
来年も少しでも御覧頂いた皆様の健康管理のお役に立てるようなコラムを書いて行きたいと思います(^^)
さて、前回は中医学的血行不良『お血』とはどんな状態なのか?ということをお伝えしました。
そこで今回は一般的にできる『お血対策』をご紹介したいと思います。
お血対策の基本は生活習慣
お血の予防には漢方薬もあると言いましたが、毎日の生活が基本です。どんな病気の予防も基本的には同じですが、適度な運動を行い、ストレスがたまらないように心がけ、十分な睡眠をとりましょう。
☆お血対策 ①運動 ☆
散歩や、体操、ストレッチなど運動方法は様々ですが、大切なのはその人の体力に見合った適度な運動をすることです。毎日の習慣にちょっとした運動を取り入れる、自転車をできるだけつかったり、近場なら歩いたり、できるだけ階段を使う、雑巾をつかった掃除を増やすなど、ちょっとしたことで運動量を増やすことも可能です。体全体の筋肉を動かすことで新陳代謝を活発にすることが血流改善にはとても良いのです。
寝たきりの方や足腰の弱い方には軽いマッサージをしてあげるだけでも血行促進作用があります。指圧やマッサージなども効果的です。ご家族でやるときはあまり力を入れすぎず、本人が気持ちよく感じるところを適度にマッサージする程度にしましょう。
☆お血対策 ②ストレス対策 ☆
いちばん大切ですが、最も難しいのがこのストレス対策かもしれません。趣味がある方は好きなことをすることが最もストレス解消になりますが、あまり趣味がない方は親しい方との会話、食事など楽しい時間を過ごすことでストレスの解消になります。また、運動も大切なストレス解消法になる方が多いので、思いっきり汗をかく、のんびりと歩く、ストレッチをするなど運動によるストレス解消もその方に見合った方法があるので、よく考えてやってみましょう。
☆お血対策 ③食事 ☆
次に食事ですが、これは最後にご紹介するお血の原因別対策でもご紹介しますが、お血になってしまった原因や体質によって食事面の注意点が異なってきます。しかし共通点は、血液の原料になるお肉などの動物性蛋白質、青魚などに多く含まれる良質の脂は血液の流れのサポートになります。そして緑黄色野菜や改装などにたくさん含まれれるビタミンやミネラルは血液の質を良くしてくれるので、どれがかけてもいけません。基本はバランスですので、色々な物を偏らずしっかり食べましょう。
いまお血の方はもちろんすぐに対策を行うことが大切ですし、今当てはまらなくても、年々カラダは老化して、お血になりやすくなります。今の元気なカラダを維持するためにも、生活習慣の見直しや、カラダにプラスのことをできる範囲でしてあげながら元気で長生きを目指していきましょう!
お血は原因や体質によって幾つかにわけられます。
タイプ別お血対策
1)食べ過ぎ飲みすぎてカラダに余計なものを溜め込んで血行不良になる『痰湿お血』タイプ
食べ過ぎ飲み過ぎの防止と、積極的な運動で発散しましょう!
2)ストレスで血管が緊張して血行不良になる『気滞血お』タイプ
マッサージや趣味の時間をとるなどリラックスできる時間を意識的に作りましょう!
3)カラダの潤い不足で上手に血液が流れない状態『血熱お血』タイプ
汗のかきすぎや、水分不足に注意。辛い食べ物は控えましょう。
4)カラダが冷えて血流が悪くなる『陽虚お血』タイプ
カラダの冷えを取るようにゆっくり入浴などして温めましょう。サラダや冷たいもののとりすぎに注意
5)血液が少なくて流れが悪くなる『血虚お血』タイプ
数値が大丈夫でもプチ貧血の方がたくさんいます。タンパク質をしっかり取りましょう。
6)血液を巡らす『気』の不足が原因の『気虚お血』タイプ
体力や気力が低下していることが多いのでしっかり睡眠を取りましょう。
中医学ではどんな不調も原因によって使う漢方やカラダの御手入れの仕方が違います。しっかりと原因を見極めて正しい方法でカラダのケアをしましょうね(^^)
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