薬が効く仕組みとは?セルフメディケーションを改めて考える①
シリーズでお伝えしているセルフメディケーションとお薬の正しい知識について。
前回まではセルフメディケーションについてとお薬がどのようにしてカラダに働くのか?などをお伝えしてきました。
お薬がカラダでどのようにして働くか?その仕組とだからこそ正しい服用法が大切と知っていただいたところで、次はお薬の飲み方です。
今回は「お薬の正しい服用の仕方」
『俺は水なしでも錠剤が飲み込める』『いつも朝飲んでる牛乳で薬を服用している』『晩酌の時にビールで薬を飲んでいる』などなど、どうせ胃に入れば同じ、と思っている方も多いでしょうが大きな誤りです。
ジュースやアルコールなどで服用すると薬の吸収を変化させ、効果にも影響が出ます。必ず水かぬるま湯で飲みましょう。水やぬるま湯で服用することで、吸収が良くなります。また、薬の成分が水で薄められて胃腸粘膜への負担を少なくします。
こんな飲み物で服用すると・・・
牛乳・・・薬によっては吸収が低下し、効果が出るまでに時間がかかることがあります。
ジュース・・・吸収、代謝が変化し効き目を変えてしまうこともあります(グレープフルーツジュースなどをは特に注意)
コーヒー・・・薬の中にはカフェインを含んでいる物があり、コーヒーと一緒に飲むとカフェインのとりすぎで頭痛や不眠になることがあります。
アルコール・・・薬の効き目が強く出過ぎて、副作用が現れる危険性があります。
☆もし薬を飲み忘れてしまったら!?☆
人間は忘れる動物です。ついつい薬を飲み忘れることもよくあるでしょう。
そんな時に皆さんはどうしていますか?よく聞かれるご質問に
「お薬を飲み忘れた場合はどうしたら良いでしょうか?」というご質問です。
◆もし薬を飲み忘れた場合◆
・一部の薬は除きますが、決められた服用時間からそれほど時間が立っていない場合は気づいた時に飲む。その際は次のお薬を飲む場合は1日3回のものは服用感覚を最低でも4時間あける。1日2回服用の場合は服用間隔を6〜8時間程度あけて服用しましょう。
※例外もたくさんありますので、必ず主治医もしくは処方箋調剤をしてもらった薬局に確認してから服用してください。
次回はお薬の副作用などについてお届けします。
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