『葛根湯』寒い冬こそ知っておきたい・もっとも日本で有名な漢方薬について③
夏こそ大切な食事
今回からのコラムは前回まで『お口の健康』をお届けして改めて『噛むこと・食べること』の大切さを感じました。『食べること』といえば、今年は早い時期から猛暑が日本列島を襲っています。
そんな暑さに負けないためにも大切になってくるのが『食事』です。
食事の話というと『◯◯食べると〇〇に良い』という栄養素の話が多いのですが、今回は食事をもっと基本的なところから見つめたいと思い、改めて食事の大切さ、健康的な食生活を送ることの重要性を『食育』を中心にお伝えしたいと思います。
改めて知っておきたい『食育』とは?
『食育』一度は耳にしたことがある方も多いと思いますがその中身についてはご存じない方も多いでしょう。食育というと教育的な側面を強く感じると思いますが、食育の基本は2005年に成立した『食育基本法』に示されています。
☆食育の基本は『健康』
食育基本法は『食』を通じて、誰もが健康で幸福な人生を送ることができるように『食育』を国民運動として推進するために作られたものです。
ポイントは改めて『食が健康の基本』ということを政府が示したことです。そしてその重要性は『知育』『体育』『徳育』と同じラインで『食育』が語られていることでもよくわかると思います。
☆なぜ食育が大切なのか?☆
知育、体育、徳育があると紹介しましたが、実は食育はその3つの礎になるものだと食育基本法全文では記されています。それはあるいみ当然のことで、脳をしっかり働かせることも、カラダを健全に動かすことも、健全は精神でいることも、よい食事をとってカラダが健康であることが大前提だからです。
栄養バランス悪く思考機能や身体機能が低下した状態で知育、体育、徳育を行っても当然ですが効果は半減でしょう。ですから、食育というものは子供たちだけでなく、すべての世代に必要、生涯に渡って健全な心と身体でいるために重要なものなのです。
☆なぜ今食育なのか?☆
戦後から社会環境が劇的に変化していく中、日本人の食生活は大きな変化を見せました。その多くは我々にとってはプラスのことがほとんどでしたが、日々の忙しさ、スローライフからファーストライフに変化することで日々の食生活の大切さを忘れがちになってしまっている面があります。そのため政府が食育基本法を制定して国民の食生活を改善して行こうとしているのです。
根底にあるものは国民の健康と幸せなのです。食には我々を健康にすることと幸せにしてくる要素が詰まっていることをもう一度意識したいですね。
日々の食事を思い浮かべると僕自身も非常に胸が痛いですが(苦笑)改めて食育を通じて健康的な食生活、ちょっとでも日々の食事に気を配れるようにしたいですね。
次回も食育についてお届けします。
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