良好な血の巡りを支えるもの②~「ほぼ日刊」WEB版さわたや通信~
【すべての病気の原因は血行不良】
今月は『血流』についてお届けしています。
血流の大切さは今更言うまでもありませんが、意外と病気になったときや、体調不良になった時に忘れがちです。
とりあえず痛みだけを抑えたり、痒みを止めたりするだけの対症療法だけに走ってしまい、原因である血行不良になってしまったカラダのお手入れを忘れがちです。
痛みだって、かゆみだって、人体のメカニズムを考えたら血流に繋がるはずですよね。
【血行不良も原因は様々】
考えてみてください。
もし、カラダ中を巡る『血液が少なかったら?』
『血液が汚れていたら?』
『血液が全身をしっかり巡っていなかったら?』
痛みも、アレルギーも、冷えも、不妊も、ガンも、リウマチも、便秘も、不眠も、全身の酸素をたっぷりと含んだ血液が巡らないことで起こるります。
それは前回お伝えした毛細血管のくだりでおわかりいただけたと思います。
『なぜ全身の細胞にしっかりと血液が巡らないのか?』この原因がわかったとき、きっとみなさんのお悩みは楽になると思います。当たり前ですが、血液の巡りが悪くなってしまった原因は一人ひとり異なります。
【本当の『血液サラサラ』って?】
『じゃあ、血液をサラサラにする薬を飲めば良いのね!』
『玉ねぎをたくさん食べたら良いのね!』
『たくさん水を飲めば良いとテレビでやっていたよ!』
そんな声が聞こえてきそうですが。。。。
『血液サラサラ』という言葉をよく耳にしますよね?
サラサラっていうと流れは良いイメージはありますよね。
果たして血液ってただサラサラ流れたら良いのでしょうか?
サラサラ流れていればそれで良いのか?
病気の関係でワーファリンやバイアスピリンなどを服用している方も多いですが、本来の良好な血流(カラダに問題がなった時の)にしてくれるわけではありませんよね。
お医者さんもわかりやすく伝えるために便宜的に『血液サラサラ』と表現しているだけです。
僕は『サラサラさせるだけではダメ!本当のよい血流はキレイな血液がたっぷり流れている状態だ』と強く思います。
【玉ねぎ?水で血液サラサラに本当になると思いますか?】
また、『血液サラサラ』で皆さんが思い浮かぶ2大巨頭といえばさきほど例えに出した
『水』と『玉ねぎ』でしょう。
残念ながら両方とも適切な摂取はカラダに良いですが、それ自体で血液がサラサラになるというのは都市伝説みたいな物、
玉ねぎは国立食品医薬品研究所では食品としての毒性(ペットに起こる玉ねぎ中毒)もあるため過剰摂取には警鐘を鳴らしています。
話が少しそれますが、そもそも特定の食品をたくさん取ることに対するリスクは非常に曖昧なので、サプリメント・健康食品などの摂取に関しては安全性や信頼性を考えて使用することをオススメします。
なにかの栄養素をとることで病気が改善したり、痛みが取れる、なんて聞けば楽ちんなので、飛びつきますが、人間のカラダってそれほどシンプルでは無いですよね。人体の構造を考えて対策を考えてみると何が自分に必要なのか?すこしわかってくると思います。
話を戻すと、血液サラサラの最後は、多くの方が信じてしまっている『水』です。
水分は僕も常に『水毒』についてお伝えしているので、とり過ぎがカラダに悪いことはみなさんもご存知だと思います。心不全や腎不全になった時にお医者さんは水分制限を厳しくかけます。
実はとり過ぎが良くない、とり過ぎたら内臓に負担がかかるということはわかると思います。
人間の血液は水や玉ねぎでサラサラになるほどシンプルでは無いですよね。
次回も血液・血流についてお伝えします。
カラダのこと、健康のこと、お気軽にご相談下さい。
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