夏に胃腸を弱らせないために〜タイプ別胃腸の養生法〜
7月は夏に弱りやすい胃腸トラブルについてお届けしてきました(^^)
元気に夏を乗り切り、秋になってから『秋バテ』しないようにしっかりとカラダの調子を整えておきましょうね。
〜夏の胃の不調を乗り切る養生法〜
1. 胃腸を冷やさないよう、夏でも温かい料理や飲み物をすこしづつ、喉の乾きが癒えるまでちょこちょこ飲みましょう。胃の中がチャポチャポにならないようにご注意ください。冷え冷えの食べ物(アイスなど含めて)は胃の粘膜なども弱らせるので、日頃から胃の弱い方は注意しましょう。
2. サラダや冷奴などの冷たい料理には、「みょうが・しそ・生姜」など冷えをやわらげる薬味でひと工夫しましょう。冷たい奴に温める生姜などは非常に『温・冷』でバランスが取れています。上手に薬味を活用しましょう。
3. 梅雨や夏は食中毒などにも注意が必要です。食材が傷みやすい梅雨から夏は、冷蔵庫を過信せず、なるべくこまめに買い物を。食べすぎの予防にも食中毒の対策としても有効です。
4. 一日の終わりは湯船につかってのんびり。冷房で冷えた身体が温まり、血行促進にも効果的です。適度な発汗で体に溜まった水毒・湿を取り除くサポートにもなります。
5. 胃腸虚弱の方や、負担をかけてしまった時は闇雲に胃腸薬を服用するのではなく、症状や体質、原因にあった胃腸薬などを使いましょう。
今回紹介した3つは特に夏に起きやすい不調の原因ですが、年間を通じてストレスなどの気疲れで胃腸の調子を崩す方が多く見られます。大切なのは胃の不調の原因をちゃんと見極めて、自分のカラダがどうなってしまっているから胃の調子が悪いのか?という原因により使用するお薬を選ぶことだと思います。
夏に多い下痢1つでも、止めて良い下痢と止めては行けない下痢と様々です。『たかが胃の不調』と高をくくっていると、カラダの元気を作る源なので、後々全身に影響が出てきます。『ちょっとおかしいかな?』と思った時は早めにご相談くださいね。
繰り返しになりますが、胃腸薬に限らず、どんなお薬も適材適所で、必要なお薬を必要な使い方でつかわないと効果が出ない場合がたくさんあります。
水虫の薬だって、使い方1つ間違えたら効果が出る薬も出なくなりますし、治る病気も治らなくなります。
僕の仕事はそんな薬の使い方と、どうしてそういう病気になったかを皆さんと一緒に考えて、
『再発防止』『予防とカラダの養生』『病気を治せる体作り』を応援することだと思っています(^^)
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