『葛根湯』寒い冬こそ知っておきたい・もっとも日本で有名な漢方薬について③
〜効果的なアレルギー対策を考える〜
3月に入り暖かくなってくると気になってくるのがやはりこの症状『花粉症』です。
前回のコラムでもお伝えしましたが、花粉症関連の健康コラムをお届けします。
花粉症のでお悩みの方はたくさんいると思いますが、毎年数人は皆さんの周りにも『いよいよ俺も花粉症デビューだ・・・』というありがたくないデビューを飾っている人がいると思います。
〜花粉症発症と大きな関係がある『免疫』〜
花粉症をはじめとした、アレルギーの発症には「免疫」が大きく関わっています。
「免疫」とは、外部から体内に侵入してくる異物を撃退するしくみであり、もともと私たちの身体に備わっています。
私たちの身体に無害の異物であっても2度目以降の侵入に対して、免疫反応が過敏に働いてしまい身体にとって都合の悪い結果を引き起こすことがあります。
これが、『アレルギー』です。
〜花粉症含めたアレルギー発症の仕組みを考える〜
難しいことを言い始めればアレルギー発症のメカニズムは色々ありますが、
僕はいつもシンプルにこのように考えています。
☆アレルギーが起こる体の仕組み☆
1〜3が重なるとアレルギーが発症すると考えるます。
1)アレルギー体質・・・特定の物質に対して『これは異物だ!』と過剰に反応してしまう体質。例えば食べ物アレルギー。普通の人が普通に食べれるものも、アレルギー体質の人だと食べれないのがわかりやすい例え。遺伝的要素と生活習慣によって形成される。
2)アレルゲン・・・アレルギーを誘発する物質。花粉、ダニ、ハウスダスト、小麦粉、そば、卵など、平気な人はまったく平気でもダメな人は全くダメという物質。そこがウイルスや細菌との違い。
3)免疫力低下・・・過労やストレス、運動不足や睡眠不足により自律神経が乱れたり、肝臓が弱ったり、胃腸機能が低下して腸管免疫が低下することにより弱る。
上記の3つの中でも、もっとも日頃の体調管理と密接に関係しているのが2と3番、体質強化と免疫強化です。
体質も免疫力もちょっと無理したり、不摂生すれば簡単に低下もするし、ちょっと頑張れば向上させること=花粉症の予防をすることも可能なのです。
花粉症の症状が変化する要因は様々ですが、花粉の飛散をマスクで防ぐことはある程度できますが、限度がありますし、花粉以外のアレルゲンなどもシャットアウトすることはほぼ不可能です。
体質強化と免疫強化で花粉症・アレルギーに強いカラダを作っていきたいですね。いきなり花粉症の薬が不要になるようなことは少ないですが、少なくても例年よりも服用していても楽な状態、服用する回数が減る状態、花粉の時期でも日常生活に支障がない環境を作っていきたいですよね。
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