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胃の大切さ・五臓六腑では『脾』
2015年のスタートは胃についてお届けしました。
胃は東洋医学の五臓六腑では消化系で【脾】にあたると言われています。
脾は【母なる大地】と考えられており、食べたものの入り口、カラダにとっては何より大切なところと言われています。
先天の精と後天の精
いわゆる生まれるときに親からもらう『先天の精』に対して
生まれたあとからカラダの元気のもとになる『後天の精』を受け入れる場所なのでそこに元気がないと体全体に元気がなくなってしまいます。
ですから東洋医学でも脾胃という場所はとても大切にされている場所です。
シリーズでお伝えした胃のケアも今回で最終回です。
最終回はお酒好きな人向けの胃のケア
今回お伝えする3つ目の胃のケアは、お酒の飲み過ぎる方へのケアです。お酒はそれ自体でも胃の粘膜などを刺激して働きを低下させますが、もっと大きな影響はお酒の飲み過ぎで肝臓が弱ることです。肝臓と胃、あまり関係ないと思うかもしれませんが大有りです。
お酒飲まなくても肝臓弱い人は要注意
実はお酒を飲み過ぎて肝臓が弱る脂肪などの消化吸収、脂溶性ビタミンや鉄、カルシウムの吸収に必要な胆汁の分泌が悪くなることがあります。
この胆汁の分泌がわるくなると油物を食べた時に下痢をしたり、むかつきがひどくなったりすることがあります。さらに胆汁はアルカリ性で胃酸を中和する働きがあるので胃に大きな影響を与えます。胃の不調の相談をうけていると結構な割合でこの胆汁の分泌が弱いのかな?と思うことがよくあります。
とても大切な『胆汁』
お酒を控えるのが一番ですが、飲み過ぎたあとは胃のケアと同時に、以前のコラムでもご紹介した二日酔い対策をすることで(ビタミンCを含む食品をとるなど)胃を労わることにも繋がりますので、活用すると良いでしょう。
胃をしっかりと労わりながら楽しく食事を取るようにしましょう。
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